「水の科学館」(熊本市八景水谷)が毎年募集している「水に関する短歌」部門(応募数34首)で、本校(熊本キャンパス)学生の作品が「準特選」に1点、「秀作」に2点入賞しました。
いずれも国語の授業の一環として制作された作品で、6月末日まで、同館内に色紙が展示されています。
「準特選」 | 電子工学科4年 山田理園さん | 「ぷかぷかと 波に揺られて 柚子の島 湯気に混じるは 父の鼻歌」 |
「秀作」 | 電子工学科4年 工藤敬大君 1年3組 岩田竜之将君 |
「落ちる雨 打たれる木々に 濡れる肩 パシャパシャ家まで 翔ける僕」 「日と水の それぞれが繰り出す ハーモニー 重なり合えば七色の虹」 |
選者による講評
山田さんの作品
「冬至の柚子風呂を大海原に見立てて『柚子の島』などと表現したアイディアは素晴らしい。若者らしい大胆な発想である。湯気と歌声は混じらないので『湯気の中より』とした方がいいのでは。」
工藤君の作品
「体言止めが三か所も使われていて意表を突く。普通はバラバラな印象を持つところだが、『家まで翔ける僕』とうまく結んでいて見事。語調もよい。」
岩田君の作品
「『日と水』によって「七色の虹」が生まれるという発想がとても綺麗で新しい。『繰り出す』と『重なり合えば』という動詞の重なりで上手にまとめられている。」