熊本高専は国土交通省八代河川国道事務所と協定を締結し、教育・研究面の向上及び地域社会の貢献並びに安全・安心で活力ある地域づくりの推進に寄与するため組織的な連携・協力体制を取っています。9月11日の協定締結後、早速協定を活かして建築社会デザイン工学科3年生および土木建築工学科5年生の学生を対象として、実習を通した連携教育に取り組んでいます. 現在、八代キャンパス実験実習棟中庭に、今後共同で研究するための球磨川の水理模型を製作中です。『何故この模型を造る必要があるのか』といった背景と目的を八代河川国道事務所の職員の方に講義して頂き、さらに実際に模型の制作にも『水準測量』を駆使して学生たちが携わりました。学生たちからの感想では、「これまでに学んできた測量学や水理学の知識が実際にどのように活かされるのか、よくわかった」「通常の学校のカリキュラムでは経験できない貴重な体験であった」「実社会において測量で求められる精度が違うこと、そしてそれに対するプロの技術は想像を超えていた」等、多くの『気付き』を習得しているようでした。 |