令和6年11月30日(土)、熊本キャンパスにて、熊本高専ハカセ塾第12回講座「GPSを使って地球の大きさをはかってみよう」を実施しました。当日は、電子情報システム工学系TEグループの入江博樹 教授が指導を担当しました。
今回の講座では、まず「長さ」や「緯度・経度」とは何かという基本的な講義を行いました。次にグラウンドに移動し、GPSを用いて2点の座標を測定した後、伊能忠敬のように自身の歩幅を使って距離を計測する実験を実施しました。
さらに、経度の差をもとに地球一周分の長さを計算する作業にも挑戦し、多少の誤差はありましたが、おおよその地球の大きさを求めることができました。実験中は、理想的な値に近づけるため熱心に測量を繰り返す受講生の姿が見られ、初めて触れるGPS受信機や高精度測量機器にも興味津々の様子で、目を輝かせながら作業に取り組んでいました。
最後には、本校で開発したGPSを用いたロボットのデモンストレーションや操縦体験を行いました。コントローラを握った受講生たちは、終始笑顔で楽しんでいました。
受講生たちは今回の講座を通じて、身近なGPSや地図アプリに使用されている技術への関心を深めることができたようです。