「リベラルアーツ実践II 最終成果発表会」を実施しました。(7/27)

2021.09.24

令和3年7月27日(火)、八代キャンパスにおいて、「リベラルアーツ実践II 最終成果発表会」を実施しました。

八代キャンパスの本科3年生は、昨年度開講の「リベラルアーツ実践I」にてSDGsに関するテーマを設定し、解決に向けたソリューションを検討してきました(昨年度の発表会の様子)。今回、「リベラルアーツ実践I」の上位科目に位置する「リベラルアーツ実践II」では、コンセプトの提案に留まらない”実装”を目指して活動を進めました。

”実装”とは、実際にものづくりに取り組んで何かを形にしたり、考案した仕組みを社会の中で実際に運用してみるということです。今回は学科混成による全20グループが、それぞれのアイデアを実現するべく、プロジェクトの進行スケジュールを考え、予算の使途を検討し、外部協力者とのミーティングを計画するなど試行錯誤をしながら取り組んできました。

「最終成果発表会」では、事前に実施した「学内発表会」で学生投票により選抜された5グループが自分たちの成果を報告しました。テーマはそれぞれ次のとおりです。

「Der Jaeger des Unkraut~雑草の駆逐者~」
手作業での除草が難しい方でも簡単に草刈りができる、遠隔操作可能な芝刈ロボットの開発

「CO2 と意識改革~」
温暖化による影響とその対策について、子どもでも楽しみながら理解を深めることができるカードゲームの開発

「コンポスターの改良」
地球温暖化の一因となっている生ごみの量を削減するのに有効な家庭用コンポスター改良版の開発

「Forest~ニーズにあわせた商品を~」
SDGsに関する取り組みを伴う商品を購入できるeコマースサイトのビジネスモデル設計とプログラム構築

「すべての人が安心して過ごせる社会の実現」
ニーズを持った人々が安心して生活するため、援助者に対して情報を有効に伝えるためのQRコード付きキーホルダーの開発

いずれも卓越したアイデアと実行力、そして高度なチームワークをもとに実現されたものです。この発表会には、リベラルアーツ関連科目にご協力いただいている(株)SUNABACO代表の 中村まこと 氏および(株)ハナハナワークスおきなわ代表の 若林理恵子 氏、八代市役所より 篠原秀和 氏にもご参加いただき、様々なご助言をいただきました。

「リベラルアーツ実践II」の授業はこの発表会をもって終了しましたが、いくつかのグループはいただいたご助言を参考に、より本格的な実装に向けて活動を継続しています。

なお、本発表会は一般財団法人三菱みらい育成財団 助成事業カテゴリー1「心のエンジンを駆動する」に採択された「新たな社会を創造する人材育成のためのリベラルアーツ教育プログラム」の一部として企画されたものです。