10月7日(日)から13日(土)にかけて、ISTS2018 (International Seminar on Technology for Sustainability 2018) をタイ王国のキングモンクット工科大学ラカバン校と共同で開催しました。
本セミナーは国立高等専門学校機構と長岡技術科学大学、豊橋技術科学大学とKMITLが主催し、熊本高専(学生12名)は高専機構を代表し日本側の担当校としてKMITLと共同してISTS2018を運営しました。
ISTS2018の活動
全国高専から選抜された高専生に海外協定校選抜学生を加え、多国籍チームを組み、地元企業から与えられた課題にハッカソンスタイルで取り組みました。高専生51名、大学生58名(タイ51名、インドネシア7名)、香港IVE生27名、ポリテクニク(シンガポール)生14名の計150名が参加しました。
参加者は企業からの課題に熱心に取り組み、意見をぶつけ合いながらアイデアを練り、プロトタイプの制作に取り組みました。熱心にワークショップに取り組んだあとはビーチ散策を楽しみつつ交流を深めていたようです。
技術活動以外にも参加者の異文化理解を深めるため、寺院見学や水上マーケット散策など、楽しいイベントも行われました。特に、各参加者が工夫を凝らした文化交流ディナーなどは非常に盛り上がりました。最終日には選抜チームが最終プレゼンを実施し、総合パフォーマンス、技術面、商品化の可能性など、様々な観点から厳正な審査が行われ、受賞者が選ばれました。なお、本大会はタイ王国プリンセスカップとして承認されており、表彰式では厳かな式典の中、受賞者は受賞を喜び合いました。
JSOC (Japan Student Organizing Committee)
熊本高専は、JSTS/ISTS2016(筑波/インドネシア)への協力参加から、JSTS/ISTS2017(八代/フィンランド)、JSTS/ISTS2018(熊本/タイ)まで3年間JSTS/ISTSの運営担当として活動してきました。
学生達はファシリテーション研修や模擬国連、学内で開催する国際イベント等の企画運営を通して、英語力はもちろんのこと組織力やリーダーシップ力など様々な力を身につけてきました。そのほかにも、協力企業との会議や海外協力校との折衝など、社会人として多様な環境の中で協働し、国際的に通じるコミュニケーション力やネゴシエーション力も身につけてくれたと思います。この活動を通して得た力を今後様々な場面で発揮して活躍してくれることを期待しています。ご支援くださいましたJSOC保護者の皆様にも感謝申し上げます。
謝辞
日本航空株式会社様、株式会社JALエンジニアリング様には、リーフレットでの応援メッセージ、整備場見学だけでなく、参加賞やMost Popular Awardへの協賛をいただきました。ご協力に心より感謝申し上げます。
関連サイト
【外部サイト:ISTS2018 公式サイト】
http://ists2018.kmitl.ac.th/
【外部サイト:ISTS2018公開Facebookページ】
https://www.facebook.com/ISTS2018/