八代キャンパス1年生を対象に、グローバルエンジニア育成講演会を実施しました。(12/5)

2025.12.09

令和7年12月5日(金)、八代キャンパス1年生を対象に、グローバルエンジニア育成講演会を実施しました。例年実施している本講演会は、久しぶりの対面開催でしたので、1年生全員が着席した合同講義室とは別に、上級生を対象にコワーキングホールにて、パブリックビューイングも行いました。また、講演会終了後には、講師の方のご厚意により、海外渡航・海外勤務座談会も実施することができました。

はじめに、旧八代工業高等専門学校土木建築工学科および環境建設工学専攻科の卒業生で、ミャンマーにて橋梁工事、コンテナターミナル工事に約5年間従事された、東洋建設株式会社の穴田剛士氏を講師に迎え、海外赴任に至る経緯や海外で仕事をするための心構えなどについてご講話いただきました。穴田氏は、語学力よりも気概や精神力が大切で、異文化の中で任務を遂行するためには、適応力や柔軟性も必要があること、学生時代はやりたいことには何にでもチャレンジしてほしいなど、後輩たちに向けて力強いメッセージを送ってくださいました。

次に、海外渡航学生がそれぞれの経験について発表しました。本科在籍中にシンガポール英語研修に参加し、留学生の実家を訪問する旅をした専攻科生は、シンガポールで友達になった学生と現在も交流を続けていることや、将来グローバルエンジニアとして活躍する決意を語りました。今夏家族とスロバキアを訪問した本科2年生は楽しかった旅行を振り返り、次は一人で渡航したいという目標を明言しました。同じく今夏、「トビタテ!留学JAPAN」プログラムによりベトナムとスウェーデンに渡航した本科2年生は、多国籍な建築事務所でのインターンシップとスウェーデンの高校で授業を受けた経験を語り、将来海外で働く決意を新たにしました。

最後に国際交流推進室の井山教授から、本校で実施している海外研修プログラムや留学生との交流活動等について説明がありました。

講演会終了後のアンケートでは、「海外に行きたい・できれば行きたい」と回答した学生が8割を超え、海外渡航への関心の高さやグローバルエンジニアとしての意識の醸成がうかがえました。今後も本校では、グローバルエンジニア育成を目標に、教育活動をさらに充実させてまいります。