令和5度国立高等専門学校第5ブロック技術職員研修を実施しました。(8/31-9/1)

2023.09.12

令和5年8月31日(木)~9月1日(金)までの2日間、八代キャンパスにて「令和5年度国立高等専門学校第5ブロック技術職員研修(機械系、材料系、建設系、建築系)」を実施しました。この研修は、職務の遂行に必要な一般的知識、技術に関する専門的知識を習得し、技術職員としての資質向上を図ることを目的としています。今年度は九州・沖縄地区の7高専から14名、本校から3名の計17名の技術職員が受講しました。

初日は、「リベラルアーツ教育におけるPBL学習展開状況および技術系部署との連携について」と題して、リベラルアーツ系 池田 翼 講師から講義があり、午後は三部に分けて各高専の技術課題発表を行いました。

研修2日目は、機械知能システム工学科 田中 裕一 教授を講師として「研究プロジェクト紹介、技術職員と教員の連携等について」をテーマに講義を行いました。2日間の講義、技術課題発表ともに活発な意見や質問が出されました。

その後、本校の実習棟の見学を行い、借上げバスにてJASM株式会社及び阿蘇方面の震災遺構現場を訪れ、施設見学等を行いました。震災遺構を巡る際は、数鹿流崩之碑 展望所(旧阿蘇大橋前)や新阿蘇大橋等について、防災や耐震性の観点から建築社会デザイン工学科 岩坪 要 教授の詳しい解説がありました。

実施後のアンケートでは、「リベラルアーツ教育の重要性を感じた」「教員等との共同研究プロジェクトの多さに驚いた」「阿蘇の災害現場を実際に見ることができ防災について改めて考えることができた」「他高専の技術職員と情報交換をすることができてよかった」などの感想が寄せられました。