日本鋼橋模型製作コンペティションJapan Steel Bridge Competition 2022(JSBC2022)は、全国の大学・高専に所属している学生が鋼材を用いた橋梁を設計・製作し、そのデザインや構造性能を競う大会です。前回2021年大会(JSBC2021)はコロナ禍のためにオンラインで開催されましたが、今回はものつくり大学(埼玉県行田市)にて対面で開催されました。この大会には建築社会デザイン工学科の5年生4名が参加しました。京都大学、名古屋工業大学、九州大学をはじめ、17校20チームの大学・高専が出場し、高専からの出場は熊本高専の1校のみでした。
今回は建築社会デザイン工学科5年生の「土木設計演習Ⅱ」の授業の中で社会デザインコースが設計した20橋の中から、中道朱音さんが設計した「ワニばし」を代表橋梁模型として製作し、岩坪研究室の3名と併せてチームを編成し参加しました。
学生自身で製作した部材を安全に早く組み立てる速さを競う架設競技では、チームでの最速となる13分52秒(ペナルティ加算あり)を記録し4位、全チームの投票による美観競技でも4位と好成績を収めました。模型の重量と構造性能を競う載荷競技では、全チームで中盤の成績8位でした。その結果、総合した成績を競う総合部門では4位となり、全体的に収めた好成績が評価されて特別賞を受賞しました。
これまでの大会成績 JSBC2013から参加
JSBC2013 第4回大会 構造部門1位 総合部門2位
JSBC2017 第8回大会 SGST特別賞
JSBC2018 第9回大会 架設部門3位 構造部門1位 美観部門1位 総合部門1位
JSBC2019 第10回大会 審査員特別賞
JSBC2022 第13回大会 特別賞
- 部材の製作
- 組み立て調整
- 大会会場に到着
- 架設競技開始直前
- 載荷競技
- 特別賞を受賞