八代市でハトムギを生産する農家グループ「肥後はとむぎ会」より、本校地域協働プロジェクトセンターへ技術相談の申込がありました。相談内容は、八代の幻の銘菓として半世紀ぶりに復活した「薏苡仁糖」の生産効率向上のために、シリコン製の型枠を作製したいというものです。
シリコンの硬さ、厚みなど試行錯誤を重ね、12月半ばに試作品が完成しました。今後は今回作製したシリコン製型枠を用いて実際に薏苡仁糖を作成し、改良を行っていく予定です。(本取組みは、八代・県南地区生活情報誌NAINAI1月号に掲載予定です。)
※「薏苡仁糖(よくいにんとう)」とは江戸時代初めに八代で生まれ、昭和半ばまで製造されていたハトムギ原料の和菓子。約50年前に従来製造していた和菓子店が廃業し、製造が途絶えていた。