4月24日(水)の本科5年生のコミュニケーション論の授業において講師 増田 翔太先生(産業医)によるキャリア講演会を実施しました。
今後、就職・進学を問わず把握しておくべき「労働と健康管理〜メンタルヘルスを中心に〜」について講話を聴きました。学生たちは、働く環境から引き起こされる健康面の諸問題について話し合ったりして、積極的に耳を傾けていました。
学生の感想
「仕事以外の趣味を持つ」
仕事を趣味にするという事は、壁にぶつかった時の心の逃げ場が無くなることになる。仕事以外の趣味や息抜きの方法を見つける事で、自分が安らぐことの出来る環境ができ、心境をリセットして再び仕事をすることが可能となると考える。現在の自分の身体状況を知ることで、周りに迷惑をかけず、早めに休んだりして作業効率を高めることにも繋がっていくのではないかと思う。
「自分がストレスを感じていると気づくこと」
ストレスで一番恐ろしいのはストレスを自覚できない状態になることだ。感覚が麻痺しストレスにストレスを重ね最終的に体を壊してしまうまで気づかない。風呂に入る、ご飯を食べるなどの最低限の生活を送ることでストレスを軽減できる。適度な運動もメンタルケアの一つなので取り組んでいきたい。ストレスを感じられる感覚を今まで以上に大事にしたいと思った。
「仕事のストレスは、対人関係と仕事のコントロールが主である」
一見何の関係もないようにみえる「対人関係」と「仕事のコントロール」だが、私はこの2つの間に相関関係があると考える。例えば、部下に仕事を多く与えすぎると、それが部下への圧となり両者の関係は上手くいかない。逆に、部下とのコミュニケーションが円滑に行われていないと、仕事が多すぎて限界だと感じる部下の気持ちにも気づけない。この問題を解決のために、定期的に両者が適度に自分の考えを伝え合える機会を設けるのがいいと思う。