第10回廃炉創造ロボコンに出場し技術賞を受賞しました。(12/20)

2026.01.06

令和7年12月20日(土)、福島県の楢葉遠隔技術開発センターで開催された第10回廃炉創造ロボコンに、熊本キャンパスA、Bの2チームが出場し、熊本キャンバスBチームが技術賞(国立研究開発法人日本原子力研究開発機構理事長賞)を受賞しました。

廃炉創造ロボコンは、文部科学省の原子力人材育成事業の成果を踏まえ、廃炉を題材に行われ、ロボット製作を通じて、多国籍な学生に廃炉への興味を持たせ、創造性や課題発見・解決能力を養うことが目的です。本大会の課題は、燃料デブリサンプル回収ロボットを開発し、原子炉に開けた穴(ペネ)を模した、内径0.6m、長さ1.5mの配管から、幅 0.5mの狭隘部の間を通過して階段を下り、デブリ回収してスタート地点まで戻るという難易度の高い競技でした。

Aチームは、1対のクローラーに追加して、前後に2対のサブクローラーを装着したロボットを製作しました。このロボット形状は不整地走行を得意としており、実際の現場で地面が不安定であっても走行できることを重視しました。また、高精度なロボットアームを搭載していると同時に、人が扱いやすいようプログラムを工夫し、実用性と操作の簡単さに力を入れロボットを製作しました。

Bチームは、3つのクローラー(キャタピラ)と8つの関節を組み合わせたヘビ型クローラーロボットを、「実際の現場で活躍できるロボットの実現」をコンセプトとして製作しました。本ロボットは、転倒しても走行可能とするため、すべての機構をクローラー内部に収めた構造としたほか、メンテナンス性向上のために各クローラーをワンタッチで着脱可能とする機構を採用しました。さらに、複数人での同時操作に対応したUI(ユーザーインターフェース)を構築するなど、実用性を強く意識した設計を行いました。

両チームとも課題達成のためのアイデアを実現し、ロボットの持つ性能を十分披露しました。特に、Bチームは、長年積みかさねた蛇型機構のロボットで、困難な課題に果敢に知恵と勇気を持って挑戦したことが評価され、技術賞に選ばれました。

【外部サイト:熊本日日新聞】
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