本校学生及び教員が第26回日本福祉工学会論文賞を受賞しました。

2024.12.06 2024.12.10

電子情報システム工学専攻2年生2名および指導教員 大塚 弘文 教授の共著論文が、第26回日本福祉工学会論文賞を受賞しました。

本論文は、ALS等の重度障がい者の意思伝達システムとして新規性と有用性の高いシステムを考案し開発している点、さらに実際の重度障がい者を対象とした有効性の検証を定量的評価を含め実施している点から、「独創性・新規性」と「学術的寄与・福祉的寄与」において総合的に受賞に相応しいと高く評価されました。

【外部サイト:日本福祉工学会】
http://www.jswe.jp/award/award.html

第26回日本福祉工学会論文賞

題目:骨格推定を用いたジェスチャ認識による緊急連絡システムの開発
巻号:2023年25巻2号、pp69-75

著者:
電子情報システム工学専攻2年 堤 哲之介
電子情報システム工学専攻2年 中川 岬
電子情報システム工学系 大塚 弘文

指導教員 大塚教授のコメント

なによりも、教育研究活動にご理解とご協力をいただいたリアルユーザーの研究協力者に心から感謝を申し上げます。

5年次の卒業研究から指導してきた学生らが専攻科進学後も継続的に協力し粘り強く取り組んで得られた研究成果がこのような形で実を結び、これ以上に喜ばしいことはありません。彼らは主体性をもって、問題発見から工学的課題への変換、そして解決手法の考案~システムの設計・製作に取り組み、リアルユーザーのご協力をいただいてシステム評価実験を積み重ね、しっかりと定量的分析を行って学術論文執筆にチャレンジしました。

社会実装研究活動を主体的に進め努力した学生らに、あらためて敬意を表します。今後、大学院へ進学する彼らのさらなる飛躍を期待しています。