令和元年10月13日(日)、大分県別府市べっぷアリーナにて、「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2019」九州沖縄地区大会が開催され、9高専・計20チームがロボット製作および制御技術を競いました。
本校からは両キャンパスそれぞれ2チームずつ、計4チームが参加し、八代キャンパスBチームが地区大会優勝を果たし、2年連続で全国大会に出場することになりました。
全国大会は11月24日 (日) に東京の国技館にて開催予定です。当日は大会の模様が生放送にて全国放送される予定ですので、皆様の応援をお願いいたします。
高専ロボコン2019競技テーマ「らん♪ RUN Laundry」 競技ルール
本大会は、1チーム2台(手動・自動)のロボットが、2分30秒の制限時間内でフィールドに設置された3本の物干し竿にTシャツ・バスタオル・シーツを干していき、干すことができた洗濯物の点数や、干したときの美しさを競います。
予選では5つの予選リーグから各リーグ1位が勝ち上がり、決勝ではトーナメント形式で優勝を目指します。
ロボットがどのように布を扱うのか、どう美しく効率的に干すかが、勝負のカギとなります。
【外部サイト:NHK】 高専ロボコン
http://www.official-robocon.com/kosen/
熊本キャンパスAチーム「洗濯王」
2.5メートルの高さまで展開するロボットと、同時に4つのTシャツを干すことのできるロボットで、確実に洗濯物を干し高得点を獲得することに挑戦しました。
1試合目は審査員判定により勝利しましたが、2試合目は洗濯物を干すことができずに敗退しました。
アクシデントにより自動機が動いているところを本番で披露できなかったことを悔やんでいましたが、1・2年生を中心とした非常に若いチームなので、来年の活躍が期待されます。
熊本キャンパスBチーム「跳挑蝶々」
熊本キャンパスが得意とする投射技術を生かし、洗濯物を飛ばして干すことをコンセプトにしたチームです。
1試合目にTシャツを飛ばして物干し竿にかかった時は、会場から大きな拍手をいただきました。
2試合目は点数差で負けてしまいましたが、投射で2つのTシャツを干すことができました。
こちらも若いチームなので、来年の活躍が期待されます。
八代キャンパスAチーム「CLOTH×CLOTH」:特別賞(本田技研工業)
最速で洗濯物を干し、満点を獲得することを目標に製作しました。
ライントレースおよび自己位置推定で指定の位置に動き最短距離でシーツとバスタオルを干す自動ロボットと、3Dプリンターで作った特製のハンガーで8つのTシャツを一気に干せる手動ロボットで試合に挑みました。
大会参加前の練習では制限時間内に満点を取ることができる仕上がりだったのですが、大会会場で自動ロボットのライントレース機能に不具合が発生してしまい、予選第1試合は勝利したものの2試合目で惜敗し、予選リーグ敗退となりました。
(追記) 本チームは、大会当日の台風接近で賞選定延期されていた特別賞(本田技研工業)を受賞しました。
八代キャンパスBチーム「洗匠」:優勝・全国大会出場
Aチーム同様、最速で満点を獲得することを目標に製作しました。
確実なライントレースおよび自己位置推定でシーツとバスタオルを干す自動ロボットと、エアシリンダで洗濯物を自在に取り込むことができる手動ロボットで試合に挑みました。
大会中に原因不明の通信エラーが発生したり、試合でアルミフレームが折れてしまうなどのアクシデントがあったものの、チームプレーで乗り越え、予選リーグを総合1位で勝ち抜きました。
決勝トーナメントの2試合ではいずれも制限時間内での満点(25点)を達成して優勝し、全国大会出場を決めました。
本件に関する記事が電波新聞(2019/10/17付6面) に掲載されました。下記より記事のPDFファイルをダウンロードいただけますので、ぜひご覧ください。
電波新聞 (2019/10/17付6面)
大分で高専ロボコン地区大会 (PDF:96KB)
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