令和元年12月、八代市の小学校5校で、令和元年度小学校ネットワーク事業の一環として「電磁石の性質」というテーマの出前授業を実施しました。
講師は科学技術教育支援室の河﨑功三 特命客員教授で、授業は実験から始まりました。
まず、エナメル線を100回巻いた空芯の電磁石に、鉄、アルミ、銅の芯を入れて、クリップをくっつける実験を行いました。
子供たちは、鉄芯の電磁石だけがクリップをたくさんくっつけることを知り、このことから、コイルに電気が流れると電磁石になること、および鉄芯を入れると1000倍も磁力が強められることを理解した様子でした。
さらに、鉄の中で電気の粒(電子)がぐるぐる回ることから磁石になり、磁力が強くなることも説明しました。
また、地球の核は鉄でできており、地球の磁気は鉄芯を持った核内の電流の流れであること、地球に磁気があることが大気を守っていることなどの話も行い、原子の世界から宇宙まで理科の考え方には一貫したつながりがあることを説明しました。
次に、世界一強い磁石(ネオジウム磁石)を用いて、どれほど強く金属をくっつけるのかを体験する実験を行いました。
最後に、アルミの板の上をくっつかないはずの磁石がゆっくり落ちる様子を子供たちに観察してもらい、アルミの中に渦電流ができ引きとどめようとする磁力が働くこと、さらに、この現象が発電に結び付くことも説明しました。
子供たちは、地球と磁石の意外な関係を理解し興味を抱いた様子でした。また、ネオジウム磁石の磁力の強さにはとても驚いて大きな歓声が上がりました。




