令和7年6月16日(月)、COMPASS5.0半導体分野拠点校の熊本高専熊本キャンパスで開講している「半導体工学概論」の授業の一環として、興研株式会社様(外部サイトへリンクします)から講師をお招きし、出前授業が行われました。
半導体製造にクリーンな環境が必要な理由やクリーンルームの仕組み、クリーンルームの4原則等について講義いただきました。また、実験では、目に見えない空気中のコンタミネーション(不純物)を計測し、そこから昨年度本校に寄贈いただいたスーパークリーン生成装置「KOACH」(外部サイトへリンクします)のスタンドコーチと持参いただいたテーブルコーチを利用して、クリーンな空間を作り、コンタミネーションを計測する実験を行いました。
本講義は、COMPASS5.0半導体分野の実践校にもリアルタイム配信され、実践校の教職員も聴講させていただきました。
受講後の学生のアンケートでは、
・実験中のクリーン空間に少しも瘤塵が検知されず驚いた。クリーンルームは半導体産業の組み立てのプロセスにおいて大事な役割を持つほか、様々な精密機械の作成に欠かせない道具であることが分かった。
・あのふたつの機械で挟むだけで劇的に空気中の塵などを排除することが出来るということに驚いた。
・今までの講義で沢山クリーンルームの名前を聞いてきたので、気になっていた。今回の講義での実験を通して、自分の目でクリーンルームのすごさを確認することができてよかった。
といった声がありました。
今回の講義をご担当いただきました興研 株式会社の皆様、学生のために貴重なお話をありがとうございました。この場を借りて、心から御礼申し上げます。
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〇 昨年度の寄贈式に関する記事:2024.10.15 【熊本高専】興研株式会社様からの寄付物品寄贈式を執り行いました