令和8年6月1日(月)、COMPASS5.0半導体分野拠点校の熊本高専熊本キャンパスで開講している「半導体工学概論」の授業の一環として、九州電子 株式会社様(外部サイトへリンクします)から講師をお招きし、出前授業が行われました。
半導体開発・レイアウト設計をテーマに講義いただくとともに、有明高専の石川教授が発案した「サーキットデザイン教育」で使われるぬり絵キットを使ったワークが行われ、参加学生は楽しそうに手を動かしていました。
講義の最後には本校OBでもある現役の技術者の方から、半導体の知識がなくても高専で培った基礎力があれば入社後に十分学べるため、興味があれば半導体業界をためらわず目指してほしい、というメッセージをいただきました。
受講後の学生のアンケートでは、
- 今回の講義を通じて、身近な電子機器を支える半導体がどのように設計・製造されているのかを具体的に学ぶことができました。特に、複雑なレイアウト設計をチップは都市、配線は道路と身近なものに例えていて、高度なパズルを解くような設計の面白さをイメージすることができました。また、CMOSインバータの実習では、実際に手を動かすことで、教科書だけでは分かりにくかった回路図と製造について理解することができました。今学校で学んでいる電気回路やプログラミングなどの基礎知識が、将来の最先端の仕事にすべて直結しているのだと実感しました。
- 今回の講義で,レイアウト設計は回路を設置するだけでなく,製造工程や検証まで考える大切な作業だと分かりました.特に設計ミスを早く見つけることの重要性が印象に残りました.
- 半導体のレイアウト設計は「一枚一枚に形(パターン)を描いていき、それらを何層も重ね合わせて一枚のチップにまとめる」というパズルのような緻密な作業であることを知り、非常に面白いと感じました。
ただ回路図を描くだけでなく、製造工程を意識しながら各レイヤー(層)を正しく配置していくことの重要性と奥深さを学ぶことができ、半導体への興味がさらに深まりました。
といった声がありました。
今回の講義をご担当いただきました九州電子 株式会社の皆様、学生のために貴重なお話をありがとうございました。この場を借りて、心から御礼申し上げます。