令和7年5月26日(月)、COMPASS5.0半導体分野拠点校の熊本高専熊本キャンパスで開講している「半導体工学概論」の授業の一環として、九州電子 株式会社様から講師をお招きし、出前授業が行われました。
半導体開発・レイアウト設計をテーマに、「設計にミスがあるのは仕方ないとしても、ミスをいかに早く発見し、後の行程に流出させないかが大事」といった実務上での心構えについてもお話しいただきました。
また、講義のなかでは、有明高専の石川教授が発案した「サーキットデザイン教育」で使われるぬり絵キットを使ったワークが行われ、参加学生は楽しそうに手を動かしていました。
講義の最後には本校OBでもある現役の技術者の方から半導体設計の楽しさについてお話いただきました。
本講義は、COMPASS5.0半導体分野の実践校にもリアルタイム配信され、ブロック拠点校と実践校の教職員も聴講させていただきました。
受講後の学生のアンケートでは、
・今回はレイアウト設計について学びました。私たちの学科ではここまで詳しく設計について学ばないのでとても貴重な機会になりました。レイアウト設計をする中で大切なことは検証だと思います。間違えてることがあるのは当たり前だからそれをとれだけ早く見つけて改善出来るかが大事だと言われていて私たちにも何か通ずるものがあるなと思いました。今回の学びを生かせるようにしたいと思います。
・レイアウト設計というものは小難しい何かと言った印象があったが、実習を通して身近に感じることができ、MOSFETが実際に使われてる場面に立ち会うことができた。
・今日の講演会では半導体のレイアウト設計について説明がとても分かり易くさまざまな知識を得ることができた。普段実験で使っている素子の中身はどうなっているのだろうと不思議に思っていたが、厳しいルールや複雑な工程を経てたくさんの人の手で一つ一つできていることをしり、半導体の世界がとても興味深いと感じた。
といった声がありました。
今回の講義をご担当いただきました九州電子 株式会社の皆様、学生のために貴重なお話をありがとうございました。この場を借りて、心から御礼申し上げます。
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