令和7年5月12日(月)、COMPASS5.0半導体分野拠点校の熊本高専熊本キャンパスで開講している「半導体工学概論」の授業の一環として、株式会社 メイビスデザイン様から講師をお招きし、出前授業が行われました。
半導体設計(アプリケーション・使用設計)をテーマに、アプリ・使用設計についてのお話を中心にお話いただきました。また、顧客の課題を解決するためにきちんとヒアリングをし「真の要求」をつかむことが大事とのお話もありました。
講義と共に、同社と熊本高専で共同開発したAIコアのデモ「SAMACT」を使い、目の画像を撮影し人物を判定する実験を行いました。3名の学生が実際にデモ機を使って体験し、デモ機に集まってディスプレイを見ている学生も画面を真剣に覗き込んでいました。
受講後の学生のアンケートでは、
・人物の特徴を学習して判別する過程を見て、その正確さに驚きました。また、ロボットの異常を検知するシステムなどから、身の回りを便利にするためや課題を解決するためにSAMACTはとても有用で、社会から見た価値も高いものなのだなと思いました。さらに、半導体の設計について敷居が高いイメージを持っていましたが高専で受けた授業の延長線上にあって、より半導体業界に興味が湧きました。
・AIを搭載することでメンテナンスのコストを削減したり、事故の防止に繋げたり出来るという点に興味を持ちました。ただ使うだけではなく、クライアントの真の要求を掴んだり、AIを導入していい部分なのか判断したりする必要があるとおっしゃっていたので、適切に判断することは重要だと感じました。
といった声がありました。
今回の講義をご担当いただきました株式会社メイビスデザインの皆様、学生のために貴重なお話をありがとうございました。この場を借りて、心から御礼申し上げます。
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