令和5年11月18日(土)、一般社団法人大学コンソーシアム熊本が主催する「地域課題解決のための政策アイデアコンテスト」にて、本校学生チームが最高賞にあたる 熊本県賞 及び 熊本経済同友会賞 を受賞しました。
このコンテストは、地域が抱える課題に対して学生が解決策を提案するもので、今年度は熊本県が提示する課題に11 件、熊本市が提示する課題に19 件のエントリーがありました。本校学生チームが応募した熊本県課題『令和2年7月豪雨の被災地域における地域の持続を実現するための取組みについて』では、令和2年7月豪雨で大きな被害を被った人吉・球磨川流域で、若者が「就きたい」と思える仕事の創出や「来たい」と思える魅力ある地域づくりのアイデアを競い合いました。
審査の結果、人間情報システム工学科4年生のグループがお年寄りボランティア主体の観光地をつくることを提案し、最高賞の 熊本県賞 を獲得しました。また、建築社会デザイン工学科5年生のグループは「遙拝八の字広場」の利活用について発表し、熊本経済同友会賞 を受賞しました。両チームともに実際の課題解決、継続的なヒアリング等の活動を高く評価されての受賞となりました。
- 熊本県賞受賞「ちーむめいわ」
- 熊本経済同友会賞受賞「上久保研究室」
学生の取組紹介
熊本県賞(最高賞)
グループ名:ちーむめいわ
メンバー:人間情報システム工学科4年 田代結菜、今村彩乃、オチ
テーマ:経験から生まれる地域の活力~お年寄りが地域活性化の糸口に!?~
学生からのコメント:
私達は、熊本県芦北町にお年寄りボランティアが主体の観光地をつくることを提案しました。この提案によって、災害の後遺症で無気力になってしまった方でも参加しやすい環境を作り、お年寄りの生きがいを見つけることができると考えました。この提案が実現すれば、近隣の水俣市と芦北水俣フラワーフェスタを開催したいと考えており、県南地域の地域活性化にも協力できます。
熊本経済同友会賞
グループ名:上久保研究室
メンバー :建築社会デザイン工学科5年 増田晃大、橋本光世、原武杏吏、渡邉春奈、宮崎芽衣、土田夏海
テーマ :「遙拝八の字広場」の利活用について~ 現状の課題と今後への提案 ~
学生からのコメント:
私たちがこの政策を提案した目的は、令和2年7月豪雨により被害を受けた遙拝八の字広場の現状の課題を発見し、この課題を解決する政策を提案することで地域の持続に繋げるためです。具体的な取り組みとしまして、まずは八代河川国道事務所・八代市役所から遙拝八の字広場の現状報告を受け現地調査を行い、現状の課題の把握を整理しました。次に課題を解決するための政策を考え、八代河川国道事務所と八代市役所から政策への意見をもらい、最後に政策の実証性などを検討し、提案しました。