高専生の「社会的課題に対するIoT技術を活用した協働的解決に向けて行動変容する態度」を育成するプロジェクト

プロジェクト期間:令和2年度~

リーダー: 理数-Gr (准教授) 山崎充裕
メンバー: 企画運営部 (教授) 光永武志、 理数-Gr (准教授) 菊池耕士、 理数-Gr (准教授) 松上優、 理数-Gr (講師) 石田明男、 人文-Gr (助教) 有働万里子、 総合科学-Gr (准教授) 岩田大助

プロジェクト概要

高専生が地域における社会的課題に関する本質的理解を深め、課題解決に向けた当事者意識(オーナーシップ)を向上させるための環境づくりについて検討します。

今年度の目標・活動計画

小中学生向けSTEAM教育実践(授業設計・実践・振り返り)を通じた、学生同士の学び合い体制の構築を目指します。

  • Question Formulation Technique(QFT)の手法を用いた問いづくり
  • 読書会形式による図書の輪読

により、課題解決に係る資質能力に関する解像度の向上、思考の言語化を図ります。

令和5年度の活動報告

地域社会課題に関する多様な主体との対話に先立ち、Question Formulation Technique(QFT)の手法を用いた問いづくり、読書会形式による図書の輪読を行い、課題解決に係る資質能力に関する解像度の向上、思考の言語化を図ってきました。令和5年度は、以下の活動を実施しました。

  • 水環境講座
  • 共生社会実現をテーマとしたIoTプログラミング講座

水環境講座の取組に対し、公益社団法人河川財団より令和2年度、令和3年度、令和4年度優秀成果表彰を受賞しました。

令和3年度の活動報告

科目「リベラルアーツ入門」(1年生)において、熊本の「水」に関する文化、歴史を再認識し発信する活動を通じて、多様な視点から批判的に思考するとともに、世界の水問題解決のために行動を起こす態度を育成しました。さらに、小中学生向け講座を開催し、学習成果をもとに解説役を務めました。科目「リベラルアーツ実践Ⅰ」(2年生)において、3年生学生が講師役となり体験講座を実施しました。さらに、有志学生を募り、小中学生向けワークショップを開催しました。また、外部協力者の指導・監修の下、授業設計および振り返り活動の質の向上を図りました。

活動の様子

(今後の展望) 「発散思考」「収束思考」「メタ認知思考」の育成手法として着目されている質問づくり(QFT)、人生100年時代を見通したキャリア発達支援などの先進的教育手法を高専教育における習慣化された学びに転換します。