1.学科の教育上の目的
情報通信エレクトロニクス工学科は、情報通信とエレクトロニクスの専門技術とともに両者を融合した技術を身に付け、情報通信とエレクトロニクスに対する高度化、多様化したニーズに応えられる技術者の育成を目的とする。
2.「三つの方針」 (情報通信エレクトロニクス工学科)
I.ディプロマ・ポリシー (卒業認定の方針)
情報通信エレクトロニクス工学科では、育成する人材像 (準学士課程) および学科の教育上の目的に基づき、以下のような能力を身につけ、かつ所定の授業を履修して卒業に必要な単位を修得した学生に対して、卒業を認定する。
(D1) 日本語および英語のコミュニケーション能力
(D2) ICTに関する基本的技術および工学への応用技術
(D3) 情報通信工学およびエレクトロニクス分野における技術の基礎となる知識と技能およびその分野の専門技術に関する知識と能力を持ち、複眼的な視点から問題を解決する能力
(D4) 知徳体の調和した人間性および社会性・協調性
(D5) 広い視野と技術のあり方に対する倫理観
(D6) 知的探求心を持ち、主体的、創造的に問題に取り組むことができる能力
II.カリキュラム・ポリシー (教育課程編成・実施方針)
(1) ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を育成するために、以下の科目群を基本科目として用意している。
科目群 | 科目群の内容 (主要科目) |
---|---|
人文・社会系科目 (D1、D4に対応) |
(1) 日本語および英語によるコミュニケーション能力を養成する講義、演習科目 (国語、英語、コミュニケーション論など) (2) 知徳体の調和した人間性、社会性・協調性の育成を目的とする講義、実習科目 (芸術、世界史、日本史、保健体育、インターンシップ、特別活動など) 。 |
ICT系科目 (D2に対応) |
専門分野で活用するICT技術の基礎および応用技術の修得を目的とした講義、演習科目 (情報リテラシー、プログラミング、計算機工学など) 。 |
工学の基礎および情報通信エレクトロニクス工学専門科目 (D3に対応) |
(1) 工学の基礎となる数学・自然科学の基礎知識の修得を目的とする講義科目 (数学、物理、化学、応用数学、応用物理など) 。 (2) 情報通信工学とエレクトロニクス (電子工学) の基礎共通科目 (基礎電気学、電気通信工学基礎、電気磁気学、電気回路学など) (3) 専門分野の技術修得に関する科目で、情報通信系科目 (通信システム工学、応用プログラミング、電磁波工学、ネットワーク工学) とエレクトロニクス系科目 (電子回路学、電子工学、半導体プロセス、ディジタル設計など) および専門基盤科目 (信号伝送工学、情報工学理論、信号処理など) から構成される。 (4) ものづくりや基礎的な実験技術の修得を目的とする実験・実習科目 (創造基礎工学、電子通信工学実験など) 。 |
技術者倫理科目 (D5に対応) |
技術者に必要な倫理観の修得や社会における倫理的な問題の認識を目的とする講義科目 (技術者倫理概論、倫理、政治経済など) |
問題解決能力育成科目 (D6に対応) |
好奇心と探求心を持って、専門分野の課題に対して主体的、創造的、継続的に問題解決に取組む能力の育成を目的とする演習、実験実習科目 (電子通信基礎演習、電子通信工学実験、卒業研究など) 。 |
(2) これらの科目群に係る単位修得の認定は、主に定期試験によるものとするが、科目によってはレポート等の評価結果により認定する。授業科目の成績は、下記の基準により評価する。
評点 | 標語 | 判定 | 標語の意味 |
---|---|---|---|
90点~100点 | S | 合格 | 極めて優秀 |
80点~89点 | A | 合格 | 優秀 |
70点~79点 | B | 合格 | 良好 |
60点~69点 | C | 合格 | 合格に値する |
0点~59点 | F | 不合格 | 合格に及ばず |