科目コード | TE407 | ||||
科目名 | 情報工学理論(Information Engineering Theory) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 情報通信エレクトロニクス工学科 | 対象学年 | 4年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 専門基礎科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 学修 |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数(単位時間) | 60 |   | |
教員名(所属) | 石橋 孝昭(情報通信エレクトロニクス工学科) | 教員室 | 1号棟3階 | ||
使用教科書 | 小川英一“マルチメディア時代の情報理論”コロナ社 | ||||
参考書 | 甘利俊一“情報理論”筑摩書房 | ||||
科目の位置付けと 関連科目 | 本科目は情報系の科目と関連している.また,確率統計や行列などの数学と関連している. | ||||
科目の概要 | コンピュータやインターネットで利用されている情報理論について解説する.また,どのような分野でどのような技術を用いられているかについて,身近なディジタル機器や通信技術と関連させて解説する. | ||||
授業方針 | 情報量の基礎を理解するとともに,符号や圧縮,誤り訂正などについて理解できるようになること,また,身近な情報理論技術について理解できることを方針とする. |
授業項目 | 時数 | 達成目標(習得すべき内容) |
情報量の基礎 | 情報量と確率の対応や情報量の大きさについて理解できる.また,自己情報量,相互情報量,エントロピーの概念を知り,その性質について説明できる. | |
符号化と圧縮 | 情報源符号化,通信路符号化,伝送路符号化について説明できる.また,データの圧縮について理解できる. | |
誤り検出・訂正符号 | パリティ検査符号やハミング符号による誤り検出・訂正について説明できる.また,実用的な誤り検出・訂正について理解できる. | |
音声・映像の情報理論 | 音声や映像を用いて情報理論が用いられている技術について説明できる. |
ルーブリック | |||
評価項目 | 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
情報量 | 自己情報量,相互情報量,エントロピーの全てを説明でき,これらを用いた計算が全てできる. | 自己情報量,相互情報量,エントロピーを説明でき,これらの基本的な計算ができる. | 自己情報量,相互情報量,エントロピーの説明ができず,これらを用いた計算ができない. |
符号化 | 情報源符号化,通信路符号化,伝送路符号化の全てを説明でき,これらを用いた符号化が全てできる. | 情報源符号化,通信路符号化,伝送路符号化を説明でき,これらの基本的な符号化ができる. | 情報源符号化,通信路符号化,伝送路符号化の説明ができず,これらを用いた符号化ができない. |
誤り検出・訂正 | パリティ検査符号やハミング符号によるに誤り検出・訂正の全てを説明でき,これらを用いた実用的な符号化が全てできる. | パリティ検査符号やハミング符号によるに誤り検出・訂正を説明でき,これらを用いた基本的な符号化ができる. | パリティ検査符号やハミング符号によるに誤り検出・訂正を説明できず,これらを用いた符号化ができない. |
情報理論 | 音声や映像に用いられる情報理論技術を全て説明でき,これらを用いた実用的な符号化が全てできる. | 音声や映像に用いられる情報理論技術を説明でき,これらを用いた基本的な符号化ができる. | 音声や映像に用いられる情報理論技術を説明できず,これらを用いた符号化ができない. |
評価方法及び 総合評価 | 評価の比率はおよそ定期試験80%,レポート20%で総合して評価し,60%以上の得点率で目標達成とみなす.なお,レポートの提出期限は実施毎に定め,提出遅れは減点する.レポートが提出されなかった場合はレポートの評価を0点とする. |
学習方法 | 確率論や行列の計算などが出てくるが,苦手意識を持たずに授業に取り組んでほしい.また,情報理論が身近に利用されていることを理解してほしい.そのため,講義だけではなく,レポートを通じ理解を深める. |
学生への メッセージ | 本授業内容は情報関連分野の多くの技術や理論に関連する科目である.四半期分の授業項目に関する自学学習用課題は放課後や家庭で行い,各定期試験前にそのレポートを提出するものとする.質問は授業中や授業の直後は勿論,いつでも受け付けるので,休み時間や放課後に直接教員室に来て気軽に質問して下さい. |
学修単位への対応 | 90分の授業に対して放課後・家庭で90分程度の自学自習が求められます。 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |