科目コード | TE306 | ||||
科目名 | 計算機工学II (Computer Engineering II) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 情報通信エレクトロニクス工学科 | 対象学年 | 3 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 専門基礎科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 履修 |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数(単位時間) | 60 |   | |
教員名(所属) | 葉山清輝(情報通信エレクトロニクス工学科) | 教員室 | 2号棟2階 | ||
使用教科書 | 定平 誠著,平成27年度【春期】【秋期】 基本情報技術者 合格教本 (情報処理技術者試験),技術評論社 | ||||
参考書 | 他出版社の基本情報技術者受験参考書 | ||||
科目の位置付けと 関連科目 | 本科目の2年次の計算機工学の延長線として実際にマイクロコンピュータ(マイコン)を用いた演習を主に学習する.4年時のディジタル設計に続く科目である.本科目の後期では基本情報技術者試験の対策を行う. | ||||
科目の概要 | この科目の前期で市販の小規模な計算機であるマイコンを使った学習と演習を行う.後期には,基本情報技術者試験に出題される計算機のハードウェアに関する問題を題材に学習を行う. | ||||
授業方針 | 1.マイコンを使った簡単な信号の入出力とプログラミングができる. 2.マイコンを使って外部機器の制御ができる. 3.基本情報技術者試験の問題程度が解ける. |
授業項目 | 時数 | 達成目標(習得すべき内容) |
ガイダンス | 本授業の概要,学習の進め方,本科目の評価法などの全体的ガイダンスを行う. | |
Arduino入門 | AVRマイコンを使った開発環境であるArduinoの基礎を学ぶ. | |
Arduinoによる信号入出力 | Arduinoを使ったデジタル信号の入出力,アナログ信号の入出力ができる. | |
Arduinoによる時間処理と割込み処理 | Arduinoを使った時間処理と割込み処理ができる. | |
Arduinoを使った通信と外部機器の制御 | Arduinoを使ったシリアル通信などの機器間通信ができる.外部機器を制御するプログラムが作成できる. | |
コンピュータのシステム | コンピュータのシステムについて基本情報処理技術者試験程度の問題が解ける. | |
コンピュータの技術要素 | コンピュータの技術要素について基本情報処理技術者試験程度の問題が解ける. | |
ソフトウェア開発技術 | コンピュータのソフトウェア開発技術について基本情報処理技術者試験程度の問題が解ける. |
ルーブリック | |||
評価項目 | 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
マイコンの基礎 | マイコンがどのように使われているかを理解し、基本的なデジタル入出力回路とアナログ入出力回路が説明できる。プログラムにより、高度なデジタル、アナログの信号処理を行なうことができる。 | マイコンがどのように使われているかを理解し、基本的なデジタル入出力回路とアナログ入出力回路が説明できる。簡単なプログラムにより、デジタル、アナログの信号処理を行なうことができる。 | マイコンがどのように使われているかを理解していない。基本的なデジタル入出力回路とアナログ入出力回路が説明できない。デジタル、アナログの信号処理を行なうプログラムが作成できない。 |
マイコンの利用 | タイマー割込み、外部割込みなど割り込みを使った処理の概念を理解し、高度な処理プログラムが書ける。複数の通信方法を理解し、用途に適した通信方式を使ったシステムを作ることができる。 | タイマー割込み、外部割込みなど割り込みを使った処理の概念を理解し、簡単な処理プログラムが書ける。通信方法を理解し、マイコン間の通信を使ったプログラムを作成できる。 | タイマー割込み、外部割込みなど割り込みを使った処理の概念が理解できない。マイコン間の通信を行なうプログラムが作成できない。 |
コンピュータシステムと技術要素 | 汎用のコンピュータのハードウェア構成要素およびソフトウェア技術要素について詳細に理解し、説明できる。 | 汎用のコンピュータのハードウェア構成要素およびソフトウェア技術要素の概略を理解し説明できる。 | 汎用のコンピュータのハードウェア構成要素およびソフトウェア技術要素の概略を理解できない。 |
ソフトウェア開発技術 | コンピュータシステムの開発、設計、ソフトウェアのテストとデバッグの保守運用、システム戦略について詳細に理解し、説明できる。 | コンピュータシステムの開発、設計、ソフトウェアのテストとデバッグの保守運用、システム戦略について概略を理解し、説明できる。 | コンピュータシステムの開発、設計、ソフトウェアのテストとデバッグの保守運用、システム戦略について概略を理解できない。 |
評価方法及び 総合評価 | 定期試験では,試験期毎に学習した内容について試験する.試験毎に,基礎的問題から応用問題までを出題する.適宜課題を出し,レポートを提出させる.10%を上限としてレポート点を総合評価に含める.4回の定期試験毎の評価平均を年間総合評価とする. 60点以上の評点で目標達成とする. |
学習方法 | 前期はマイコンとPCを使った演習が主なので、授業中に気を抜かないように説明をよく聞きながら受講するように.後期はテキストの解説と演習が主となる. |
学生への メッセージ | 質問は授業中でも教員室でも随時受け付ける. |
学修単位への対応 | 該当なし |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |