科目コード | LK503 | ||||
科目名 | コミュニケーション論(communication theory) | 単位数 | 1単位 | ||
対象学科 | 全学科 | 対象学年 | 5年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 応用科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 学修単位 |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数(単位時間) | 30 |   | |
教員名(所属) | 古江研也・草野美智子・光永武志・楠元実子・ 高木朝子・松尾かな子 (共通教育科) | 教員室 | 1号棟2階 ICT棟3階 | ||
使用教科書 | プリントなどを使用 | ||||
参考書 | 山本直人『大学生のためのキャリア講義』(2007 インデックスコミュニケーションズ) 常見陽平『負ける面接100』(2010 マガジンハウス) | ||||
科目の位置付けと 関連科目 | 人間力を備えた実践的・創造的技術者の育成に不可欠な科目である。 | ||||
科目の概要 | 日本語及び英語のコミュニケーション能力を高める方法について講義し、演習や課題提出などを通してそれらを実践できる能力を習得する。技術者として分かりやすい高度な日本語と英語によるコミュニケーション能力、自己表現力を教えるものであり、様々な局面に対応可能な国際社会においても活躍できる社会人としての能力を身につける。 | ||||
授業方針 | 授業は、国語科・英語科の教員がオムニバス方式で行う。 |
授業項目 | 時数 | 達成目標(習得すべき内容) |
【楠元実子担当】 1.英語の発音について 2.英語の耳と口を鍛える | 【到達目標】 英語での自己表現やコミュニケーションに不可欠である発音について、口の構造、音の種類、発音記号などが理解できる。日本語の発音と比較をしながら、トレーニングを通して英語らしい音やリズムを身につける。様々な国の英語発音の特徴と違いを理解する。 【評価方法】 毎回の授業時の提出物及び小テストにより評価する。 | |
【草野美智子担当】 1.担当授業のガイダンス 2.進路に関するオムニバス講義(面接・社会人マナー・法律・病理など) 3.進路を考える総括 | 【到達目標】 表現面から見た、希望する進路の実現と自己理解の深まり 【評価方法】 定期試験は実施しない。出席状況と授業への積極的参加、講演の感想、授業のまとめ作文などに対して評価する。自己推薦書の書き方や面接対応については概説するが、個別に指導する。 | |
【高木朝子担当】 1.異文化理解不足のケース・スタディ 2.世界の宗教とその考え方について理解を深める | 【到達目標】 異文化理解の不足で生じた問題に関するケース・スタディを行い、その必要性への認識を高める。世界の主な宗教の考え方の特徴について知識を広げ、考察することができる。 【評価方法】 毎回の授業時の提出物及び小テストにより評価する。 | |
【松尾かな子担当】 1.英作文トレーニング 2.論理的に物事を考える能力を養う 3.英語による意見陳述 | 【到達目標】 社会問題に関するテーマについて、理由を挙げて自分の意見を論理的に英語で主張する訓練を行う。例文を参考に基本的な言い回しや考え方を理解し、課されたテーマについて自分の意見を簡潔な英文で述べることができる。 【評価方法】 毎回授業時の提出物(40%)及び最後の授業時に実施する課題(60%)により15点で評価する。 | |
【光永武志担当】 1.スピーチの構成について 2.著名な英語によるスピーチの理解と鑑賞 | 【到達目標】 英語による有名なスピーチを映像や音声を活用しながら鑑賞し、スクリプトの併用により構成及び内容を理解することができる。 【評価方法】 毎回授業時の課題および提出物により評価する。 | |
【古江研也担当】 1.社会人として必要なマナーと常識 2.社会のルールと文書の書式 3.異文化理解 | 【到達目標】 社会人としてのマナーとルールについて正しい知識を獲得し、局面に応じて対応できる。 【評価の方法】 提出物およびテストにより評価する。 |
ルーブリック | |||
評価項目 | 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
表現面から見た、希望する進路の実現と自己理解の深まり | 大人数の教室にあっても、積極的に授業に参加し、出席状況が極めて良い。自分の進路に対して、当事者意識を高め、情報収集に貪欲である。メモを取りながら講演を傾聴し、進路に活かせるヒントや生きるうえでの教訓を得ようとする。自己推薦書の内容が具体的で、自分の言葉で語る面接対応が極めて優れている。 | 大人数の教室にあっても、積極的に授業に参加し、出席状況が良い。自分の進路に対して、意識を高め、情報収集を怠らない。メモを取りながら講演を傾聴し、進路に活かせるヒントを得ようとする。自己推薦書の内容や面接対応の準備に抜かりがない。 | 大人数の教室で、積極的に授業に参加せず、出席状況が悪い。自分の進路に対して、当事者意識を持たず、やりたいことが見いだせない。メモを取らず漫然と講演を聞き流し、何が進路に活かせるヒントかがわからない。自己推薦書の内容が具体的でなく、面接対応が杜撰である。 |
社会人として必要なマナー、一般常識/異文化理解 | 社会人としての必要なマナー、一般常識を十分理解し、さまざまな状況や局面で誤ることなく対応ができる。また、海外の文化習慣とマナーについて十分理解し、誤ることなく対応ができる。 | 社会人としての基礎的なマナー、一般常識を理解し、さまざまな状況や局面でおおよその対応ができる。また、海外の文化習慣とマナーについて基礎的な知識を持ち、おおよその対応ができる。 | 社会人としての基礎的なマナー、一般常識を理解しておらず、さまざまな状況や局面での対応ができない。また、海外の文化習慣とマナーについて基礎的な知識が不足し、対応にも誤りが見られる。 |
論理的思考・英語による意見陳述/英語によるスピーチ理解 | 論理的思考を十分理解し、英語による意見陳述を簡潔な英語でしっかりと述べることができる。また、英語によるスピーチを聴いて、スクリプトを活用すれば内容を十分に理解することができる。 | 論理的思考の基本を理解し、英語による意見陳述を簡単な英語でほぼ述べることができる。また、英語によるスピーチを聴く際に、スクリプトを活用すれば内容をおよそ理解することができる。 | 論理的思考の基本理解が十分でなく、英語による意見陳述を簡単な英語で述べることができない。また、英語によるスピーチを聴く際に、スクリプトを併用しても内容をほとんど理解することができない。 |
異文化・宗教・欧米文化の理解/英語の発音 | 異文化・宗教を十分に理解しており、詳細な説明ができる。英語の発音の仕組みとバリエーションについて十分に理解しており、美しく発音ができる。 | 異文化・宗教の基本的な理解ができ、簡単な説明ができる。英語の発音の仕組みとバリエーションについて基本的な理解ができ、正しく発音ができる。 | 異文化・宗教の理解が不十分であり、簡単な説明ができない。英語の発音の仕組みとバリエーションについて理解が不十分であり、正しく発音ができない。 |
評価方法及び 総合評価 | 各授業担当者の評価方法による。 前期(中間・期末)後期(中間・期末)の評価については、各担当者が終了した分のみで成績を出す。総合成績は各担当者の評価を総合し、100点で評価する。 |
学習方法 | ICTホール等を使用した授業となるので、各担当者によるガイダンスに基づき、学生は積極的に授業に参加すること。また、空き時間や自宅での学習を通して自主的に講義内容の応用を図ること。 |
学生への メッセージ | コミュニケーション能力は自覚的に日常生活を送ることでスキルアップしていく。講義で学習したことを日頃から実践していくとともに、様々な局面での対応能力を身につけるためにも自分から情報を集め、アクションを起こそう。 |
学修単位への対応 | 自己推薦書の作成や面接での回答を自宅で考えてくる。また、参考図書をはじめ市販の書籍、関連事項のネット検索利用により空き時間を活用して自主的に学んでいける。 本科目は、1単位あたり22.5時間程度の自学学習が求められる。課題次第では回収後、平常点に加味される場合がある。 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |