科目コード | LK405K | ||||
科目名 | 経済学 | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 選択 | 対象学年 | 4 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 応用科目 | 必修・選択 | 選択 | 履修/学修 | 学修 |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数(単位時間) | 60 |   | |
教員名(所属) | 時松雅史(八代キャンパス共通教育科) | 教員室 | 1号棟2階 共通教育科共同研究室 | ||
使用教科書 | 授業に関連したプリントを配布 | ||||
参考書 | 日高晋『経済原論』有斐閣選書 | ||||
科目の位置付けと 関連科目 | 本科目は1年次の「政治・経済」で取り扱う経済学分野の大学教養レベルの講義となる。 | ||||
科目の概要 | 本科目は、アダム・スミスやリカードをはじめとする古典派経済学の理論からマルクス経済学、そしてケインズの理論を中心に学習する。後半は日本経済の発達について戦後を中心に講義する。また地元熊本県の経済についても触れながら学習を進める。 | ||||
授業方針 | 毎回、授業に関連するプリントを配布して、講義をおこなう。また、学生に最低おさえてほしいところは、黒板に板書して説明する。さらに、プリントを輪読する機会をつくることで、積極的な授業参加を促す。 |
授業項目 | 時数 | 達成目標(習得すべき内容) |
ガイダンス・経済学とは | 経済学の分類について著名な経済学者からの著者名を挙げながら説明できる。 | |
古典派の理論 | アダム・スミスの経済学やリカードの貿易理論について説明できる。また合わせてケネーの経済表についても説明できる。 | |
マルクス経済学の理論(1) | 商品・貨幣・資本についてマルクス経済学の立場から説明できる。また貨幣史や銀行の発達についても説明できる。 | |
マルクス経済学の理論(2) | マルクスの生産論(剰余価値の生産、再生産表式)について説明できる。資本市場である株式市場について基礎的知識を身につける。 | |
ケインズ経済学の理論 | 有効需要の原理やケインズが経済学や社会に与えた影響について説明できる。 | |
先物取引について | 先物取引の歴史や先物取引の仕組みについて説明できる。 | |
金利計算について | 複利計算やローン計算ができる。 | |
日本経済発達(戦後復興) | 戦後の民主化政策(財閥解体、農地改革等)や傾斜生産方式について説明できる。 | |
日本経済発達(高度成長期) | 日本経済が高度成長した要因や様々な変化について説明できる。合わせて町の変化についても学ぶ。 | |
日本経済発達(バブル前後) | 円高やバブル経済がなぜ起きたのか、また工場立地の変化について地元熊本の事例により説明できる。 | |
東アジアと日本について | 中国・韓国をはじめとする東アジアの国々と日本の経済との関わりについて説明できる。 |
ルーブリック | |||
評価項目 | 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
経済学の分類と古典派経済学 | アダム・スミスからフリードマンまで経済学の変遷を理論や著者名を挙げながら説明できる。またケネー経済表やリカードの貿易論を説明できる。 | アダム・スミスからフリードマンまで経済学の変遷の概略を端的に説明できる。またケネー経済表やリカードの貿易論を端的に説明できる。 | アダム・スミスからフリードマンまで経済学の変遷の概略を端的に説明できない。またケネー経済表やリカードの貿易論を端的に説明できない。 |
マルクス経済学と株式会社ほか | マルクス経済学の基礎となる商品・貨幣・資本について説明できる。また株式会社と株式について基礎的な用語を用いて説明できる。 | マルクス経済学の基礎となる商品・貨幣・資本について端的に説明できる。また株式について基礎的な用語を用いて説明できる。 | マルクス経済学の基礎となる商品・貨幣・資本について端的に説明できない。また株式について基礎的な用語を用いて説明できない。 |
マルクス経済学とケインズ経済学 | マルクス経済学の生産論・分配論について専門用語を用いて説明できる。ケインズ経済学の有効需要理論について説明できる。 | マルクス経済学の生産論・分配論について概略を端的に説明できる。ケインズ経済学の有効需要理論等について概略を説明できる。 | マルクス経済学の生産論・分配論について概略を端的に説明できない。ケインズ経済学の有効需要理論について概略を説明できない。 |
戦後の日本経済と東アジア経済ほか。先物取引と金利計算 | 戦後日本の経済について、キーワードと統計数字を用いて説明できる。また日本と東アジア諸国の繋がりについて経済の側面から説明できる。さらに先物取引のなりたちと仕組みについて説明できる。金利計算は複利計算とローン計算を計算できる。 | 戦後日本の経済について、キーワードを用いて説明できる。また日本と東アジア諸国の繋がりについて貿易の側面から説明できる。さらに先物取引の仕組みについて説明できる。金利計算はローン計算を計算できる。 | 戦後日本の経済について、キーワードを用いて説明できない。また日本と東アジア諸国の繋がりについて貿易の側面から説明できない。さらに先物取引の仕組みについて説明できない。金利計算はローン計算を計算できない。 |
評価方法及び 総合評価 | 上記授業項目から出題する定期筆記試験の得点(100点満点)の平均を総合評価の基本点数とする。加えて授業ノートも評価の対象とする。さらに夏休み等に課題を求めることもある(試験95%ノート他5%)。総合評価の60%以上の得点で合格とする。もし、60点に満たない場合は再試を行うことがある。 |
学習方法 | 授業の復習を確実に行う。資料・ノートをもう一度見直し、自分で補足を入れておく。不明な点があればチェックして教員に質問するか、図書館で調べる。 |
学生への メッセージ | 経済学の基本的な話をするので、できれば「覚える」のではなく「考える」ことを重視してほしい。授業の解説はよく聞いて、ノートをしっかりとまとめてください。授業は経済理論だけではなく、将来の生活にも役に立つ話を盛り込んでいるので積極的な授業参加を期待しています。 |
学修単位への対応 | 本科目は,90分の授業に対して放課後・家庭で90分程度の自学自習が求められます. |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |