2015年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードLK303TE
科目名微分積分(Differential and Integral) 単位数3単位
対象学科情報通信エレクトロニクス工学科対象学年3年開講期間通年
科目区分基礎科目必修・選択必修履修/学修履修
授業形式講義規定授業時数(単位時間)90  
教員名(所属)
堀本博(共通教育科)教員室
1号棟2階
使用教科書
高遠 節夫 ほか「新 微分積分T」 大日本図書
高遠 節夫 ほか「新 微分積分U」 大日本図書
参考書
高遠 節夫 ほか「新 微分積分T 問題集」 大日本図書
高遠 節夫 ほか「新 微分積分U 問題集」 大日本図書
科目の位置付けと
関連科目
理系科目に不可欠な基礎教科である。
科目の概要数学T、Uで学習した内容を基礎とし、理工系専門科目を学習する上で不可欠である積分法および1階微分方程式について基本概念の習得を目指す。本科目の到達目標は、「積分法」「1階微分方程式」に関する基本的な計算ができ、定義や定理、公式の意味を理解し応用問題への適用ができることである。
授業方針この授業で取り上げた項目について次ができることを目標にする。
(1) 基本的な計算ができる
(2) 定義や定理・公式の意味を理解し応用問題への適用ができる
(3) 自らの力で分析や統合を行い、学習内容を活用できる
(4) 既に学習した内容や他の分野との関連づけができる

授業項目

時数

達成目標(習得すべき内容)

1.積分法
30
定積分の定義(意味)、定積分と不定積分との関係,置換積分法,部分積分法を理解し、分数関数・無理関数・三角関数などの積分計算ができる。
2.積分の応用
20
面積・体積・曲線の長さ、媒介変数表示された図形の面積・体積・曲線の長さを求めることができ、極座標による図形についても同様なことができる。また変化率と積分、広義積分について理解し、具体的な事柄に応用ができる。
3.級数
20
関数を多項式で近似することと誤差、級数の収束・発散の意味、絶対収束と条件収束の違い,べき級数と関数の級数のよる表現について理解し、具体的な事柄に応用できる。
4.1階微分方程式
20
微分方程式の意味および解とその種類、変数分離形および斉次形方程式の解法、1階線形微分方程式の解法、完全形微分方程式の解法に関して理解し、教科書の練習問題程度の計算ができる。

ルーブリック

評価項目

理想的な到達レベルの目安

標準的な到達レベルの目安

未到達レベルの目安

1.積分法定積分の定義(意味)、定積分と不定積分との関係,置換積分法,部分積分法を理解し、分数関数・無理関数・三角関数などの積分計算ができ、応用できる。定積分の定義(意味)、定積分と不定積分との関係,置換積分法,部分積分法を理解し、分数関数・無理関数・三角関数などの積分計算ができる。定積分の定義(意味)、定積分と不定積分との関係,置換積分法,部分積分法を理解し、分数関数・無理関数・三角関数などの積分計算ができない。
2.積分の応用面積・体積・曲線の長さ、媒介変数表示された図形の面積・体積・曲線の長さを求めることができ、極座標による図形についても同様なことができる。また変化率と積分、広義積分について理解し、具体的な事柄に応用ができる。面積・体積・曲線の長さ、媒介変数表示された図形の面積・体積・曲線の長さを求めることができ、極座標による図形についても同様なことができる。また変化率と積分、広義積分について理解している。面積・体積・曲線の長さ、媒介変数表示された図形の面積・体積・曲線の長さを求めることができなく、極座標による図形についても同様なことができない。また変化率と積分、広義積分について理解できない。
3.級数関数を多項式で近似することと誤差、級数の収束・発散の意味、絶対収束と条件収束の違い,べき級数と関数の級数のよる表現について理解し、具体的な事柄に応用できる。関数を多項式で近似することと誤差、級数の収束・発散の意味、絶対収束と条件収束の違い,べき級数と関数の級数のよる表現について理解している。関数を多項式で近似することと誤差、級数の収束・発散の意味、絶対収束と条件収束の違い,べき級数と関数の級数のよる表現について理解できない。
4.1階微分方程式微分方程式の意味および解とその種類、変数分離形および斉次形方程式の解法、1階線形微分方程式の解法、完全形微分方程式の解法に関して理解し、教科書の練習問題程度の計算ができ、応用できる。微分方程式の意味および解とその種類、変数分離形および斉次形方程式の解法、1階線形微分方程式の解法、完全形微分方程式の解法に関して理解し、教科書の練習問題程度の計算ができる。微分方程式の意味および解とその種類、変数分離形および斉次形方程式の解法、1階線形微分方程式の解法、完全形微分方程式の解法に関して理解し、教科書の練習問題程度の計算ができない。
評価方法及び
総合評価
定期試験で評価し、60%以上で目標達成とする。レポートを課し、評価の20%を上限として入れることがある。また、到達目標を達成できなかった学生に対しては,再学習を課し、その後、再度到達度を確認するための試験をし、再評価することがある。
学習方法2年生までに学習した数学の内容は本科目の学習に不可欠である。また理系科目に不可欠な基礎教科であるので心して学習に取り組むこと。おおむね講義1時間に対して、予習・復習として同程度の自宅学習が必要である。また、大学編入試験ではよく出題される分野である。
学生への
メッセージ
質問は、時間に余裕があればいつでも応じる。
学修単位への対応   
本校教育目標との対応
 (3),(6)
JABEE学習教育目標との対応
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