科目コード | LK301CI | ||||
科目名 | 国語V(Japanese V) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 制御情報システム工学科 | 対象学年 | 3年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 基礎科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 履修単位 |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数(単位時間) | 60 |   | |
教員名(所属) | 古江研也(共通教育科) | 教員室 | 1号棟2F | ||
使用教科書 | 「現代文B」 教育出版 井口時男他編著 | ||||
参考書 | 『漢字検定プラス』桐原書店 高専のための30冊(図書館) | ||||
科目の位置付けと 関連科目 | 共通教育科と専門学科の科目の基礎となる | ||||
科目の概要 | 教科書のU部を主に3年次では学習する。近代以降の優れた文章や作品を読解し、鑑賞する能力を高めるとともに、認識力・考察力を鍛え、感受性を豊かにする。また、月2回程度演習を行い、自らを表現する力を身につけるとともに、その基礎となる語彙力を豊かにし、様々な言葉の使い方を習得する。。 | ||||
授業方針 | 1.論理的な文章では、論理の展開や要旨を的確にとらえ、自ら論理的構成力のある表現ができる力を養う。2.文学的な文章では、人物・情景・心情を的確にとらえ、それを説明することができる力をつける。3.様々な課題や演習を通して、人間・社会・自然について自分の考えを表現する方法を選択し、実践できる力を身につける。 |
授業項目 | 時数 | 達成目標(習得すべき内容) |
1 ガイダンス | 前期と後期の授業概要と評価の方法を理解しておく | |
2 小説三島由紀夫「美神」大岡昇平「俘虜記」中野重治「おどる男」森鴎外「舞姫」他 | 作品に描かれた情景や登場人物の性格、心理を表現に即して読みとることができ、それを説明できる。 | |
3 評論石牟礼道子「後生の桜」佐伯啓思「欲望と資本主義」加藤尚武「技術の変質と二十一世紀の課題」他 | 叙述の展開によって要点を把握し、様々な視点から考察を加え、自分の考えを論理的に表現できる。 | |
4演習語彙力・読解力の習得、課題作文とスピーチによる表現力の養成、コミュニケーション力の習得 | 課題を理解し、決められた時間や字数で自分の考えをまとめて、的確に口頭、または文章で表現できる。また、他者の意見を理解、尊重しつつ自分の意見を建設的に伝え、合意形成ができる。主要な文書スタイルを理解し、それに対応できる。テクニカルライティングについて基本を身につける。 |
ルーブリック | |||
評価項目 | 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
小説に描かれた情景や登場人物の性格、心理を表現に即して読みとることができ、それを説明できる。 | 小説に描かれた語彙や表現を的確に理解し、情景や登場人物の性格、心理を表現に即して正確に読みとり、それを自分の考察、意見を加えて説明できる。 | 小説に描かれた語彙や表現を概ね理解し、情景や登場人物の性格、心理を表現に即して読みとり、それを分かりやすく説明できる。 | 小説に描かれた語彙や表現を正しく理解することができず、情景や登場人物の性格、心理を表現に即して読みとった結果を的確に説明できない。 |
評論文について叙述の展開によって要点を把握し、様々な視点から考察を加え、自分の考えを論理的に表現できる。 | 評論文の構成方法を踏まえて要点を的確に把握し、様々な視点から考察を加え、自分の考えを論理的に表現できる。 | 評論文の叙述の展開に沿って概ね要点を把握し、自分の考えや意見を順序立てて説明できる。 | 評論文の構成方法に対する理解が不足し、要点の把握が不十分で、自分の考えや意見が的確に説明できない。 |
課題を理解し、決められた時間や字数で自分の考えをまとめて、的確に口頭、または文章で表現できる。また、他者の意見を理解、尊重しつつ自分の意見を建設的に伝え、合意形成ができる。 | 課題を理解し、他の意見や見方を取り入れつつ決められた時間や字数で自分の考えをまとめて、的確に口頭、または文章で表現できる。 | 課題を理解し、自分の考えをまとめて、決められた時間や字数に従って口頭、または文章で表現できる。 | 課題に対する理解が不足し、自分の考えを決められた時間や字数に従って口頭、または文章で的確に表現できない。 |
主要な文書スタイルを理解し、それに対応できる。テクニカルライティングについて基本を身につける。 | 主要な文書スタイルを理解し、様々な場合や要求に的確に対応できる。テクニカルライティングについて基本を的確に理解し、実践できる。 | 主要な文書スタイルを理解し、様々な場合や要求に大きな誤りなく対応できる。テクニカルライティングについて基本を理解している。 | 主要な文書スタイルを理解し、様々な場合や要求に十分対応できない。テクニカルライティングについて基本を理解することができない。 |
評価方法及び 総合評価 | 定期考査80%、語彙力試験・作文・演習20%を総合し、文章の読解力と的確な表現ができるかを評価する。総合評価の60%以上を合格とする。必要に応じて再評価を行う。作文・課題を提出しなかった場合は0点とする。公欠・出席停止については、考慮する。 |
学習方法 | 授業に集中し、正確にポイントを押さえてノートをする。文章の構成を把握する力を養い、キーワード・キーセンテンスを見つける。文書に書かれてある主旨を理解し、それに対する自分の考えを持つ態度を養う。 |
学生への メッセージ | 日頃から活字に接する時間を確保し、目を慣らしておきましょう。また、新聞のコラム欄で要旨をつかむ力をつけ、日記を書いて書く力をこつこつと磨きましょう。 |
学修単位への対応 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |