科目コード | LK105 | ||||
科目名 | 数学I (Mathematics I) | 単位数 | 6単位 | ||
対象学科 | 全学科 | 対象学年 | 1年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 基礎科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 履修単位 |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数(単位時間) | 180 |   | |
教員名(所属) | 石原秀樹 (共通教育科) 山崎充裕 (共通教育科) 菊池耕士 (共通教育科) | 教員室 | 1号棟1、2階 | ||
使用教科書 | 高遠 節夫ほか「新 基礎数学」(大日本図書) | ||||
参考書 | 高遠 節夫ほか「新 基礎数学 問題集」(大日本図書) | ||||
科目の位置付けと 関連科目 | 2年次開講の数学II(LK205)の基礎科目となる。 | ||||
科目の概要 | 数学の学習は一貫した流れの中で成立します。基礎的知識の習得、基礎的技能の習熟を図り、いろいろな問題や出来事を数学的に考える能力とそれを数学的に処理する能力を高めます。また、数学的考え方の良さの認識を高め、数学を更に積極的に活用する能力を身につけます。 | ||||
授業方針 | この授業で取り上げた項目について次ができることを目標にする。 (1) 基本的な計算ができる (2) 定義や定理・公式の意味を理解し応用問題への適用ができる (3) 自らの力で分析や統合を行い、学習内容を活用できる (4) 既に学習した内容や他の分野との関連づけができる |
授業項目 | 時数 | 達成目標(習得すべき内容) |
≪数と式の計算≫整式の計算 | 整式の展開・因数分解ができる。除法、約数・倍数を理解し問題が解ける。 | |
いろいろな数と式 | 分数式、有理式の操作ができる。複素数の基本的な性質を理解する。 | |
≪方程式と不等式≫方程式 | 2次方程式、簡単な高次方程式、分数方程式、無理方程式を解ける。恒等式を理解し簡単な等式を証明できる。 | |
不等式 | 2次不等式、簡単な高次不等式、連立不等式を解ける。簡単な不等式の証明が出来る。また集合の概念を理解し問題が解ける。 | |
≪関数とグラフ≫2次関数 | 2次関数のグラフを描ける。またそれを利用することができる。 | |
いろいろな関数 | べき関数、分数関数、無理関数のグラフを描け、逆関数を理解し問題が解ける。 | |
≪指数関数と対数関数≫指数関数 | 指数の基本的な性質を理解し、指数関数のグラフを描け、それらを応用できる。 | |
対数関数 | 対数の基本的な性質を理解し、対数関数のグラフを描け、それらを応用できる。 | |
≪三角関数≫三角比とその応用 | 直角三角形の中での三角比について簡単な性質を理解し問題が解ける。 | |
三角関数 | 三角関数のグラフを描ける。またグラフからその周期などの性質を理解し問題が解ける。 | |
加法定理とその応用 | 加法定理とそこから導かれる倍角公式などを利用できる。 |
ルーブリック | |||
評価項目 | 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
数と式の計算、方程式と不等式 | 高次方程式、高次不等式の解を求めることができる。 | 2次式の因数分解ができる。 2次方程式、2次不等式を解くことができる。 | 2次式の因数分解ができない。 2次方程式、2次不等式を解くことができない。 |
関数とグラフ | 具体的な事象に対して、2次関数に帰着して問題を解決することができる。 | 2次関数、無理関数、分数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 2次関数、無理関数、分数関数のグラフをかくことができない。 |
指数関数と対数関数 | 具体的な事象に対して、指数関数、対数関数を用いて問題を解決することができる。 | 指数関数、対数関数の性質を理解し、基本的な計算ができ、グラフをかくことができる。 | 指数関数、対数関数に関する基本的な計算ができない。 指数関数、対数関数のグラフをかくことができない。 |
三角関数 | 具体的な事象に対して、三角関数を用いて問題を解決することができる。 | 三角比に関して理解し、基本的な三角比、正弦定理、余弦定理を用いた計算ができる。三角関数に関して理解し、三角関数を含む方程式や不等式を解くことができる。 | 三角比、三角関数に関する基本的な計算ができない。 三角関数のグラフをかくことができない。 |
評価方法及び 総合評価 | 定期試験(60%)とその他(小テスト、レポート等)(40%)で評価し、60%以上で目標達成とする。また、レポート等を正当な理由がなく提出しなかった場合、0点として評価する。なお、到達目標を達成できなかった学生に対しては、再学習を課し、その後、再度到達度を確認するための試験を実施することがある。 |
学習方法 | 数学の勉強は1日1日の積み重ねです。毎日の勉強を怠らないこと。「なぜ、その公式を使うのか」「どうして、その解き方でなければ答えが出ないのか」という気持ちを常に持って学習してください。 |
学生への メッセージ | 高専では、分からないことを分からないままにしておくと、どんどん分からなくなっていきます。まず、考え、分からなければ調べ、それでも分からなければ質問するという姿勢を身につけてください。教科書以外の複数の書籍で調べることも大切です。 |
学修単位への対応 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |