科目コード | HI503 | ||||
科目名 | 情報理論(Information Theory) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 人間情報システム工学科 | 対象学年 | 5年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 専門基礎科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 学修 |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数(単位時間) | 60 |   | |
教員名(所属) | 中野 光臣(人間情報システム工学科) | 教員室 | 3号棟2階 | ||
使用教科書 | 佐藤 洋「情報理論」裳華房 | ||||
参考書 | 有本 卓「現代情報理論」電子情報通信学会 中川 聖一「情報理論-基礎から応用まで-」近代科学社 三木 成彦,吉川 英機「情報理論」コロナ社 | ||||
科目の位置付けと 関連科目 | 本科目は,情報通信の基礎理論を学ぶ科目である. | ||||
科目の概要 | 情報化社会の基礎となる通信の基礎理論を,数学を用いてできる限り厳密に解説を行う.主なテーマは通信の模型,情報量の定義,通信路容量,標本化定理,誤り訂正符号などで,それらについて身近なテーマに関連させながら講義を進める. | ||||
授業方針 | 情報量の定義,概念について理解する.情報源が持つ情報量を理解し,その情報量を計算することができる.通信路が持つ通信容量の意味を理解する.標本化定理の持つ意味を理解し,標本化関数を導くことができる.誤り検出,訂正の原理について,いくつかの例をもとに誤り訂正符号,誤り検出の具体例を理解する.本講義を通じて,情報理論とディジタル信号処理のための基礎能力を身につけることができる. |
授業項目 | 時数 | 達成目標(習得すべき内容) |
情報と情報理論 | エントロピー,相互情報量などの情報理論的な意味を理解し説明できる. | |
情報量 | 情報源が持つ情報量を理解し,計算できる. 通信路容量の定義を理解し,簡単な通信路に対して実際に通信路容量を求めることができる. | |
連続信号解析 | 標本化定理の持つ意味を理解し,標本化関数を導くことができる. | |
情報源と符号化 | 情報源符号化について理解し説明できる. | |
誤り訂正符号 | 誤り検出と誤り訂正符号の基本原理を理解し説明できる. |
ルーブリック | |||
評価項目 | 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
情報と情報理論 | エントロピー,相互情報量などの情報理論的な意味を理解し説明できる. | エントロピー,相互情報量などの情報理論的な意味を理解できる. | エントロピー,相互情報量などの情報理論的な意味を理解できない. |
情報量 | 情報源が持つ情報量を理解し,計算できる. 通信路容量の定義を理解し,簡単な通信路に対して実際に通信路容量を求めることができる. | 情報源が持つ情報量を理解しできる. 通信路容量の定義を理解できる. | 情報源が持つ情報量を理解できない. 通信路容量の定義を理解できない. |
連続信号解析 | 標本化定理の持つ意味を理解し,標本化関数を導くことができる. | 標本化定理の持つ意味を理解できる. | 標本化定理の持つ意味を理解できない. |
情報源と符号化 誤り訂正符号 | 情報源符号化について理解し説明できる. 誤り検出と誤り訂正符号の基本原理を理解し説明できる. | 情報源符号化について理解できる. 誤り検出と誤り訂正符号の基本原理を理解できる. | 情報源符号化について理解できない. 誤り検出と誤り訂正符号の基本原理を理解できない. |
評価方法及び 総合評価 | 定期試験(70%),小テストおよびレポートの評価(30%)で評価する.60%以上の得点で合格とみなす. |
学習方法 | |
学生への メッセージ | 本科目に対する質問は随時受け付ける. |
学修単位への対応 | 本科目は90分の授業に対して,放課後・家庭で90分程度の自学学習が課せられます. |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |