科目コード | HI414 | ||||
科目名 | ヒューマンメディア工学(Human Media Engineering) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 人間情報システム工学科 | 対象学年 | 4 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 専門基礎科目 | 必修・選択 | 選択 | 履修/学修 | 学修 |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数(単位時間) | 60 |   | |
教員名(所属) | 孫寧平(人間情報システム工学科) | 教員室 | 3号棟2階 | ||
使用教科書 | 高橋麻奈,やさしいWebアプリプログラミング,SoftBank Creative | ||||
参考書 | マーク。ポーカー著,大貫宏美ら訳,ソーシャルアプリプログラミング,SoftBank Creative | ||||
科目の位置付けと 関連科目 | 3年次のプログラミング言語,4年次のデータ構造とアルゴリズム論,プログラミング特論,5年次のデータベースなどソフトウェア系の科目と関連する.また,情報処理技術資格試験などと関連する. | ||||
科目の概要 | 現在,PCやスマートフォンを始めとし,各種の家電製品に至るまで,インターネットに接続された様々な端末上で,Webを利用することができるようになっており,Webはコンピュータを活用する上で欠かせない存在である.本授業はWebアプリ開発に必要なHP作成方法,CSS, JavaScriptをはじめとするWeb上でアプリをプログラミングできる言語の学習と実践を行う.また,使いやすいインターンフェイスの設計と実現方法について取り上げる. | ||||
授業方針 | 実践性の高い授業なので,講義と演習を並行する.使いやすく,デザイン性の高いWebページとWebアプリの作成ができることを目標とする.授業の一環として,JavaScriptを用いてWEBアプリケーション開発について,海外から講師を招き英語授業を行う予定である.IT特にWEBアプリ開発について,専門知識を学ぶと同時にネイティブな英語表現や技術英語を学ぶ.授業の各段階において学生は各自一つのWEBアプリ開発のプロジェクトを設け,授業を通して作成していき,最後に作り上げたアプリをプレゼンテーションする. |
授業項目 | 時数 | 達成目標(習得すべき内容) |
ガイダンス | 本科目の概要,授業方針,評価方法等について紹介する. | |
WebとWebアプリ | Webの仕組み,WebサーバーとWebクライアント,Webページの作成,Webアプリのについて理解できる. | |
HTML文書の作成 | HTML文書の基礎,文書の構造を表す要素と方法について学ぶ.簡単なHPを作る. | |
CSS スタイルシート | CSSの基本と作成,色と背景,フォントとテキストなどの設定ができ,HPのデザインや平面デザインの考え方を理解する. | |
JavaScriptプログラミングの基礎 | JavaScriptの基本,処理の制御,イベント処理と関数について理解でき,プログラムを組める.JavaScriptの特徴と他の言語(例えばC言語とJava)との違いなど理解できる. | |
JavaScriptのオブジェクト指向とイベント処理 | JavaScriptのオブジェクト指向について学ぶ. DOMを理解できる.フォームと正規表現,Webページの操作,イベント処理を用いてGUIを作れる. | |
グラフィックとマルチメディア | HTML5のグラフィックとマルチメディアの応用方法について把握でき,プログラムを組める. また,マップアプリの作成,マップ上のイベント,情報取得方法などについて理解でき、プログラムを組める. | |
jQuery | jQueryの利用,jQueryでの表示,jQueryでの通信方法など応用できる. | |
Webアプリ設計と開発実践 | 各段階において,WEBアプリのテーマ設定,設計と作成等を行う.最後に作り上げたアプリをプレゼンテーションする(4回×4時間). |
ルーブリック | |||
評価項目 | 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
Webの仕組み,WebサーバーとWebクライアント,Webページのアクセス方法について,実際のサーバー上でファイルの保管,編集,権限設定などが操作できるかどうかを評価する。 Webページの作成について,HTML文書の基礎,文書の構造を表す要素と方法ごとにページを作成して,そのページの完成度を評価する. | 全ての学習した内容についてよく理解でき,素早くファイルの操作ができる.HTMLの文書構造についてよく理解できる.HTML要素をページ製作過程に活用でき,ページのデザインに関する独創性と工夫が優れる. また,グループによるあるテーマを取り上げ関連するページの作りあげる作業において,立案と協力がよく,ページのデザイン,機能性,見やすさと完成度について相互採点が高く,発表もよくできた. | 全ての学習した内容について理解でき,一般のファイルの操作ができる.HTMLの文書構造について理解できる.HTML要素をページ製作過程に適用でき,ページのデザインに関する独創性と工夫がある. また,グループによるあるテーマを取り上げ関連するページの作りあげる作業において,立案と協力ができ,ページのデザイン,機能性,見やすさと完成度について相互採点が普通レベルで,発表もできた. | 全ての学習した内容について理解できない,一般のファイルの操作ができない.HTMLの文書構造について理解できない.HTML要素をページ製作過程に適用できなく,ページのデザインに関する独創性と工夫が見えない. また,グループによるあるテーマを取り上げ関連するページの作りあげる作業において,立案と協力ができない,ページのデザイン,機能性,見やすさと完成度について相互採点が普通レベル以下で,発表もできない. |
CSSのスタイルシートの作成,セレクタの使用,CSSの基本と作成,色と背景,フォントとテキストなどの設定ができるかどうかを授業中に課した演習課題の完成度で評価する. CSSの応用とHPのデザインや平面デザインの考え方を独自のページ製作演習による評価する. | CSSのスタイルシートの基本と作成,セレクタの指定と応用,CSSの要素についてよく理解できる. CSSの応用とHPのデザインや平面デザインの考え方をページ製作に活用でき,独創性と完成度が優れる. | CSSのスタイルシートの基本と作成,セレクタの指定と応用,CSSの要素について理解できる. CSSの応用とHPのデザインや平面デザインの考え方をページ製作に適用でき,独創性と完成度が普通レベルである. | CSSのスタイルシートの基本と作成,セレクタの指定と応用,CSSの要素について理解できない. CSSの応用とHPのデザインや平面デザインの考え方をページ製作に適用できなく,独創性と完成度が普通レベル以下である. |
JavaScriptの基本,処理の制御,イベント処理と関数について授業中に課した演習課題の完成度で評価する. JavaScriptのオブジェクト指向, DOM,フォーム, Webページの操作,Google Map APIの応用など授業中に課した演習課題の完成度で評価する. | JavaScriptの基本,JavaScriptのオブジェクト指向,DOM,イベント処理についてよく理解できる.それらを応用するページを作成できる. | JavaScriptの基本,JavaScriptのオブジェクト指向,DOM,イベント処理について理解できる.簡単な応用ページを作成できる. | JavaScriptの基本,JavaScriptのオブジェクト指向,DOM,イベント処理について理解できない.簡単な応用ページを作れない. |
イベント処理を用いてGUIの作成.jQueryの利用,今まで学んだ内容を総合的に応用できるかどうかをオンラインゲームの制作による評価する. 製作において,テーマの設定,立案,プログラミング,段取り,工夫、独創性と完成度について自己採点,デザイン,機能性,見やすさ、独創性,完成度,発表について相互採点を行う, | 各段階において,製作に積極的に取り組み,習得したスキルを活用し,独創性,デザイン性,機能性が優れ,プレゼンテーションもよく,自己採点・相互採点・担当教員による総合的な評価が優れる. | 各段階において,製作に真面目に取り組み,習得したスキルを適用でき,独創性,デザイン性,機能性があり,プレゼンテーションもよく,自己採点・相互採点・担当教員による総合的な評価が平均である. | 各段階において,製作に取り組み意欲がなく,習得したスキルを適用できない.独創性,デザイン性,機能性が見えない.プレゼンテーションも悪く,自己採点・相互採点・担当教員による総合的な評価が平均以下である. |
評価方法及び 総合評価 | 【評価方法】定期試験の実技試験や演習等で評価する。【総合評価】本科目は学修科目であるため,学習の各段階において自学学習用の課題やプロジェクトを設け,学習の成果を実技試験やプロジェクトのプレゼンテーションを総合し評価する.基本的に演習課題の確認と採点は授業中で実施するため,欠課対し減点する.60%以上の得点率で目標達成とみなす. |
学習方法 | 本科目は,3年次のプログラミング言語,4年次のデータ構造とアルゴリズム論,プログラミング特論,5年次のデータベースと関連する.座学と演習の授業内容をしっかり理解し,積極的に実践に取り組んでほしい. |
学生への メッセージ | Webアプリ開発はとても面白く,社会に役に立てるものづくりです.人に使いやすく,デザイン性の高いWebアプリの開発に挑戦してください. |
学修単位への対応 | 90分の授業に対して放課後・家庭で90分程度の自学自習が求められます. |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |