科目コード | HI412 | ||||
科目名 | ソフトウェア工学 (Software Engineering) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 人間情報システム工学科 | 対象学年 | 4年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 専門応用科目 | 必修・選択 | 選択 | 履修/学修 | 学修 |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数(単位時間) | 60 |   | |
教員名(所属) | 島川 学 (人間情報システム工学科) 赤石 仁 (人間情報システム工学科) | 教員室 | 3号棟2階 3号棟2階 | ||
使用教科書 | 結城浩 著「Java言語プログラミングレッスン 第3版 (下)」 ソフトバンククリエイティブ 半田久志 著「JavaとUMLで学ぶ オブジェクト指向プログラミング」近代科学社 | ||||
参考書 | 浅海智晴 著「UML&Javaオブジェクト指向開発 入門編 ― 静的モデリングと動的モデリング」 ピアソンエデュケーション | ||||
科目の位置付けと 関連科目 | 3年生の「プログラミング言語」,「プログラミング演習」などの科目と関連がある.また,IPAの「基本情報技術者試験」,「応用情報技術者試験」などの資格試験と関連がある.3年生までの授業で身に付けたプログラミング技法を礎として,分析,設計,テストなどの技法を含めたソフトウェア開発方法を学ぶ. | ||||
科目の概要 | ソフトウェア開発に関する幅広い技術の基礎を身に付けることを目的とした講義である.オブジェクト指向を基盤としたソフトウェアの分析,設計,実装,テストの技法などの学習をとおして,高品質なソフトウェアを効率的に開発するための方法を体得することを目指す. | ||||
授業方針 | 講義と演習を交互に行う形で進める. |
授業項目 | 時数 | 達成目標(習得すべき内容) |
1. ソフトウェア工学概説 | ソフトウェア工学の役割や,関連技術のアウトラインについて理解する. | |
2. プログラミング言語 | ソフトウェアの実装に用いる種々のプログラミング言語と設計思想について理解する. | |
3. オブジェクト指向プログラミングの基礎 | オブジェクト指向プログラミングの特徴や実装作法について理解する. | |
4. Javaによるオブジェクト指向プログラミングの実践演習 | Javaを用いたプログラミング演習を通して,オブジェクト指向プログラミングの特長を生かした実装方法を体得する. | |
5. ソフトウェア開発プロセス | ソフトウェア開発の各工程の目的と作業内容について理解する.また,代表的なソフトウェア開発プロセスモデルについて理解する. | |
6. 分析と設計 | 構造化手法やオブジェクト指向に基づく要求分析・設計の技法について理解し,UML等によってソフトウェアの要求分析や設計の仕様を記述できるようになる. | |
7. ソフトウェア開発総合演習 | よく知られた開発プロセスに従ってソフトウェアの分析・設計・実装の演習を行うことで,効率的なソフトウェアの開発方法を体得する. |
ルーブリック | |||
評価項目 | 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
オブジェクト指向プログラミングの基礎 | オブジェクト,クラス,継承,カプセル化,多態性などについて理解し,複数のオブジェクト指向言語で具体例を説明できる. | オブジェクト,クラス,継承,カプセル化,多態性などについて理解し,Java言語で具体例を説明できる. | オブジェクト,クラス,継承,カプセル化,多態性などについて説明できない. |
Java言語による実装 | クラス,インスタンス,メソッド,フィールド,オーバーロード,オーバーライドなどを含めたJava言語の基礎について理解し,基礎課題・応用課題を解くことができる. | クラス,インスタンス,メソッド,フィールド,オーバーロード,オーバーライドなどを含めたJava言語の基礎について理解し,基礎課題を解くことができる. | Java言語に関する演習課題を解くことができない. |
UMLを用いた分析・設計 | ユースケース図,クラス図,オブジェクト図などの記述ルールについて理解し,自ら考えた要求仕様等をダイアグラムで表現できる. | ユースケース図,クラス図,オブジェクト図などの記述ルールについて理解し,与えられた課題をダイアグラムで記述できる. | ユースケース図,クラス図,オブジェクト図などを記述できない. |
ソフトウェア開発プロセス | ソフトウェア開発プロセスについて理解し,最近の動向を含めて説明できる. | よく知られたソフトウェア開発プロセスについて理解し,説明できる. | ソフトウェア開発プロセスについて説明できない. |
評価方法及び 総合評価 | 【評価方法】定期試験(60%)および演習課題レポート(40%)で評価する.総合評価(100点満点)が60点以上の場合,目標達成とみなす. |
学習方法 | 講義での説明を良く聞き,演習課題に積極的に取り組むことで,知識を身に付ける. |
学生への メッセージ | |
学修単位への対応 | 90分の授業につき90分程度の自宅学習を要するレポートを課す. |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |