2015年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードHI103
科目名情報リテラシー (Computer Literacy) 単位数2単位
対象学科人間情報システム工学科対象学年1年開講期間通年
科目区分基盤科目必修・選択必修履修/学修履修単位
授業形式演習規定授業時数(単位時間)60  
教員名(所属)
藤井 慶 (人間情報システム工学科)
赤石 仁 (人間情報システム工学科)
教員室
3号棟2F
3号棟2F
使用教科書
Casey Reas (著), Ben Fry (著), 船田 巧 (翻訳)「Processingをはじめよう (Make: PROJECTS)」、オライリージャパン
参考書
「入門 情報リテラシー」高橋参吉、松永公廣ほか著
Processing公式サイト(http://processing.org)
科目の位置付けと
関連科目
人間情報システム工学科の一連の専門科目を受講する上で必要となる基礎作りを作る科目である。よって2年次以降の多くの専門科目に関わるが、直接には2年次「情報処理」につながる位置付けである。
科目の概要情報系の科目を学ぶためには、コンピュータをツールとして利用できるようになる必要がある。そこで、文書作成、表計算、情報検索、プレゼンテーション支援、電子メールなどのアプリケーションソフトを実際に用いた演習を行う。また、プログラミングを学ぶ上で必要なコンピュータの基礎知識や考え方を、Processing言語を用いた演習により身に付ける。
授業方針1. 各項目について、始めに説明した後、各自演習を行う。
2. 説明は教科書あるいは配布資料を基にして行う。
3. 演習中は担当教員2名が巡回し、質問に対応する。
4. 分からない点はできる限り自分で試行錯誤して行わせる。
5. 不明な点などについては、積極的・自発的に質問させる。
6. レポートを提出させて評価する。

授業項目

時数

達成目標(習得すべき内容)

1. ガイダンス、PC、電子メール、WebClassの使い方
4
授業の流れや評価方法を理解し、演習で用いるPCや電子メール、WebClassの使い方をマスターする。
.2 タイピング
4
ブラインドタッチでタイピングができる。
3. ワープロによる文書作成
6
ワープロソフトを用いて文書の作成、編集、作図等ができる。
4. 表計算ソフトの使い方
6
表計算ソフトを用いて平均値や最大値などの簡単な計算、グラフ作成などができる。
5. 画像処理ソフトの使い方
2
画像処理ソフトを用いて簡単な画像の加工を行い、その結果をワープロ文書やプログラムに反映させることができる。
6. 電子メールの使い方
2
インターネットを利用する際の注意を理解した上で、マナーを守って電子メールを使用することができる。
7. インターネットからの情報検索法
2
あるキーワードや簡単な問いについて、検索サイトを利用して情報を引き出し、必要な知識を得ることができる。
8. プログラミングの基礎
30
Processing言語を用いて簡単なプログラムが作成できる。
9. UNIX入門
2
UNIXの入門として、viエディタによりC言語のプログラムを記述し、実行することができる。
10. プレゼンテーションソフトの使い方および実習
2
プレゼンテーション用のソフトが使用でき、作成したスライドを用いて実際に発表できる。

ルーブリック

評価項目

理想的な到達レベルの目安

標準的な到達レベルの目安

未到達レベルの目安

文書作成ソフト・表計算ソフト・画像処理ソフト・タイピングソフトについてそれぞれのソフトウェアを使いこなし、実験レポート等を短時間で作成できる。それぞれのソフトウェアの基本的な使い方を理解し、実験レポート等を作成できる。それぞれのソフトウェアを使って所定の時間内に実験レポート等を作成できない。
プログラミングについてProcessingの基本的な命令を使って、与えられた課題の解答プログラムを作成できるだけでなく、自分のアイデアに従ってプログラムを改造できる。Processingの基本的な命令を使って、与えられた課題の解答プログラムを作成することができる。Processingの基本的な命令を理解できず、課題に対するプログラムを正しく作れない。
評価方法及び
総合評価
レポート60%、定期試験40%として評価する。6割以上の得点で合格とする。正当な理由なく発表やレポートをしなかった場合はそのレポートを0点とする。レポートの提出期限は課題提示と同時に示す。
学習方法自ら学習する姿勢で受講すること。すなわち以下の事を心がけよ。
1. (人の話を聴くこと) 授業中に適宜行われる説明をよく聞く。
2. (自分で考えること) 答を暗記するのではなく、演習でしっかりと身につけること。
3. (自分から行動すること)分からない所は自分から質問をする。
学生への
メッセージ
これから5年間専門科目を学んでいくための大切な準備である。話をよく聞き、積極的に取り組む態度を身につけて欲しい。予定より早く演習課題が解けた場合は更に高度な演習を与えていくよう教員側も取り組むので、是非より多くの事を学んで欲しい。
学修単位への対応 
本校教育目標との対応
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