科目コード | CI515 | ||||
科目名 | 応用数学II(Applied Mathematics II) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 制御情報システム工学科 | 対象学年 | 5 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 専門基礎科目 | 必修・選択 | 必須 | 履修/学修 | 学修 |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数(単位時間) | 60 |   | |
教員名(所属) | 福田 真(非常勤講師) | 教員室 | 非常勤講師控え室 | ||
使用教科書 | 高遠節夫・斎藤斉ほか4名、新訂 確率統計、大日本図書 | ||||
参考書 | |||||
科目の位置付けと 関連科目 | |||||
科目の概要 | 確率の数学的定義から出発する。次に、確率の性質および様々な確率の計算や確率分布を取り扱う。二項分布、ポアソン分布、正規分布が大事である。さらに、2変数の確率分布を取り扱う。周辺分布、平均と分散の他に2変数特有の共分散、相関係数も一般的に取り扱う。統計ではデータの整理や相関関係の取り扱いも取り扱う。 | ||||
授業方針 | この授業で取り上げた項目について次ができることを目標にする。 (1)基本的な計算ができる (2)定義や定理・公式の意味を理解し応用問題への適用ができる (3)自らの力で分析や統合を行い、学習内容を活用できる (4)既に学習した内容や他の分野との関連付けができる |
授業項目 | 時数 | 達成目標(習得すべき内容) |
確率 | ・確率の定義とその性質 ・条件付き確率と事象の独立 ・ベイズの定理 上の項目について教科書の問が解ける。 | |
データの整理 | ・1変数データ:度数分布、代表値、散布度とその性質 ・2次元データ:相関グラフ、回帰直線 ・共分散と相関係数 上の項目について教科書の問が解ける。 | |
確率分布 | ・確率変数と確率分布 ・二項分布とポアソン分布 ・平均、分散、標準偏差とその性質 ・確率の連続分布と正規分布 上の項目について教科書の問が解ける。 | |
二次元の確率分布 | ・二次元確率分布 ・平均値、分散、共分散とその性質 ・相関係数 ・中心極限定理 上の項目について教科書の問が解ける。 | |
標本および母集団の推定と検定 | ・母集団と標本 ・正規母集団と二項母集団 ・点推定と区間推定 ・カイ2乗分布とt分布 ・母数の検定 ・対立仮説と棄却域 上の項目について教科書の問が解ける。 |
ルーブリック | |||
評価項目 | 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
確率の基本性質を理解し、いろいろな確率の計算ができる。 | 複雑な事象における確率の計算ができる。 | 反復試行やベイズの定理を理解し、確率を計算できるようになる。 | 基本的な事象における確率を求めることができない。 |
データの整理ができ、散布度や回帰直線などを求められるようになる。 | データの処理ができ、データの傾向などを適切に読み取ることができるようになる。 | 与えられた1次元データや2次元データを基に散布度や回帰直線を求められるようになる。 | データの整理ができない。 |
確率分布を理解し、各種統計量と標本分布を理解する。 | より現実的な設問において、確率統計の考えを用いて答えを導くことができる。 | 二項分布、正規分布などの各種統計分布における平均、分散などを求めることができるようになる。 | 様々な確率分布における平均、分散などを求めることができない。 |
推定と検定を理解し、様々な仮説に関する検定を行うことができる。 | 独立性の検定などの複雑な検定を行うことができる。 | 様々な母集団における母平均や母分散などの基本的な母数についての推定と検定ができるようになる。 | 推定と検定ができない |
評価方法及び 総合評価 | 【評価方法】 4回の定期試験と課題で評価を行う。 【総合評価】 定期試験60%と課題40%で評価して60%以上で目標達成とする。 |
学習方法 | |
学生への メッセージ | |
学修単位への対応 | 本科目は,90分の授業に対して放課後・家庭で90分程度の自学自習が求められます. |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |