科目コード | CI101 | ||||
科目名 | 基礎電気学I (Basic Electricity I) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 制御情報システム工学科 | 対象学年 | 1年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 専門基礎科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 履修科目 |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数(単位時間) | 60 |   | |
教員名(所属) | 永田 正伸(制御情報システム工学科) | 教員室 | 5号棟 4F | ||
使用教科書 | 高橋寛,加藤修司,神谷弘一,山本智也他,「電気基礎(上)」 コロナ社 | ||||
参考書 | 岡安 茂利,久永 記央,松村 照司,各務 友浩,「電気基礎〈上〉トレーニングノート」 (ポイントマスター) コロナ社 | ||||
科目の位置付けと 関連科目 | 制御工学基礎、基礎電気学II | ||||
科目の概要 | 直流回路と静電界について講義で学び,電気に関する基礎的な知識を習得する.講義では,直流回路と静電界に関する基本的な電気現象について学習し,電気で用いる物理量(電位や電流など)の意味を理解するとともにその使い方に慣れる. | ||||
授業方針 | 本授業では以下の2項目の理解を目的として授業を進める。1.直流回路においてオームの法則やキルヒホッフの法則を適用して回路方程式を導出し、その式を解いて電流や電圧を求めることができる.2.静電誘導とクーロンの法則を理解し,静電界を表すのに用いられる物理量(電位・電界の強さ・電気力線・電束・静電容量)の意味が分かり,その計算をすることが出来る. |
授業項目 | 時数 | 達成目標(習得すべき内容) |
ガイダンス | - | |
直流回路の電流と電圧 | オームの法則を理解し、基本的な問題が解ける. | |
抵抗の接続 | 抵抗の直列回路、並列回路の計算ができる. | |
直流回路の計算 | ・ブリッジ回路の平衡条件が導出できる. ・キルヒホッフの法則による直列回路網の各部の電圧や電流を求め る計算ができる. | |
導体の抵抗 | 導体の抵抗は断面積や長さ,温度に影響を受けることや、その基本概念が理解でき説明できる. | |
電流の作用 | 電気エネルギーと熱エネルギーとの関係を理解し電力や電力量の計算ができる. | |
静電力 | 静電誘導とクーロンの法則の学習を通して静電現象を理解し、説明できる. | |
電界 | 電気力線や電束,電界の強さ,電界内の電位や電位差を理解し、説明できる. | |
コンデンサ | コンデンサの基本的な仕組みを理解し、合成静電容量の計算ができる. |
ルーブリック | |||
評価項目 | 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
直流回路の電流と電圧 抵抗の接続 | ・オームの法則を理解し、同法則を用いた問題が解ける. ・抵抗の直列回路、並列回路の計算ができる. | ・オームの法則を理解し、同法則を用いた基本的な問題が解ける. ・抵抗の直列回路、並列回路の基本的な計算ができる. | ・オームの法則を使った基本的な問題が解けない. ・抵抗の直列回路、並列回路の基本的な計算ができない. |
直流回路の計算 | ・ブリッジ回路の平衡条件が導出できる. ・キルヒホッフの法則による直列回路網の各部の電圧や電流を求め る計算ができる. | ・ブリッジ回路の平衡条件を用いて、基本的な問題が解ける. ・キルヒホッフの法則による直列回路網の各部の電圧や電流を求め る基本的な計算ができる. | ・ブリッジ回路の平衡条件を用いた問題が解けない. ・キルヒホッフの法則による直列回路網の各部の電圧や電流を求め る基本的な計算ができない. |
導体の抵抗 電流の作用 | ・導体の抵抗は断面積や長さ,温度に影響を受けることや、その基本概念が理解でき説明できる. ・電気エネルギーと熱エネルギーとの関係を理解し電力や電力量の計算ができる. | ・導体の抵抗と、断面積や長さ,温度との関係を説明できる. ・電気エネルギーと熱エネルギーとの関係を理解し電力や電力量の基本的な計算ができる. | ・導体の抵抗と、断面積や長さ,温度との関係が説明できない. ・電気エネルギーと熱エネルギーとの関係を用いて、電力や電力量の基本的な計算ができない. |
静電力 電界 コンデンサ | ・静電誘導とクーロンの法則の学習を通して静電現象を理解し、説明できる. ・電気力線や電束,電界の強さ,電界内の電位や電位差を理解し、説明できる. ・コンデンサの仕組みを理解し、合成静電容量の計算ができる. | ・静電誘導とクーロンの法則から静電現象を説明できる. ・電気力線や電束,電界の強さ,電界内の電位や電位差を説明できる. ・コンデンサの基本的な仕組みを理解し、合成静電容量の基本的な計算ができる. | ・静電誘導とクーロンの法則を用いて静電現象を説明できない. ・電気力線や電束,電界の強さ,電界内の電位や電位差を説明できない. ・コンデンサに加える電圧、蓄えられる電気量、静電容量の関係が理解できず、合成静電容量の基本的な計算ができない. |
評価方法及び 総合評価 | ・前期中間,前期期末,後期中間、後期期末の成績は、定期試験(70%)と小テスト(レポートや演習を含む)(30%)で評価する.総合評価の60%以上の得点で目標達成とみなす.・前期期末の評価は,前期中間の成績と前期期末の成績の平均点とする.・学年末の評価は,各学期(前期中間,前期期末,後期中間、後期期末)の成績の平均点とする. |
学習方法 | 予習として次の授業で進むであろう範囲の問題を自力で解いておく。授業は自分で分からなかったことを確認する場にすると理解が進みやすい。 |
学生への メッセージ | 最初は簡単と感じるかもしれないが、きちんとノートをとり復習を行うこと。練習問題を解くことで、内容を確認すること。 |
学修単位への対応 | 該当なし |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |