科目コード | AN206 | ||||
科目名 | 通信符号理論(Communication Coding Theory) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 電子情報システム工学専攻 | 対象学年 | 2年 | 開講期間 | 後期 |
科目区分 | 電子通信系 | 必修・選択 | 選択 | 履修/学修 | 学修 |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数 | 15 |   | |
教員名(所属) | 西山 英治(情報通信エレクトロニクス工学科) | 教員室 | 1号棟3階 | ||
使用教科書 | 三谷「やり直しのための工業数学」CQ出版 | ||||
参考書 | 立川敬二 監「W-CDMA移動通信方式」丸善株式会社遠山 啓「初等整数論」日本評論社 | ||||
科目の位置付けと 関連科目 | 数学・応用数学・情報理論・通信工学が関連する科目として挙げられる。 | ||||
科目の概要 | 本講義では、特に通信分野で用いられる符号について理解する.講義ではまず,整数論の初歩を解説したのち、誤り訂正符号,暗号について講義する。 | ||||
授業方針 | 符号化復号の基礎となる整数の計算(合同法の計算)や巡回符号の発生を理解し説明できる。 通信の信頼性向上に用いられる誤り訂正符号の符号化法・復号法を理解し説明できる。 通信の秘匿性向上等に用いられるDESなどの共通鍵暗号 |
授業項目 | 時数 | 達成目標(習得すべき内容) |
ガイダンス | 本授業の概要・評価方法について理解できる。 | |
整数論の基本性質・整数関数・合同式 | ガウスの関数・除法・正除性・公約数・公倍数・因数分解を理解し説明できる。約数の個数・約数の和・ふるい・メビュースの関数・合同式・オイラーの定理を理解し説明できる. | |
巡回符号BCH符号・RS符号 | 誤り検出・訂正符号などに使われる巡回符号やそれを用いたインターネットに用いられるFCS2元の誤り訂正符号であるBCH符号・多元の誤り訂正符号であるリードソロモン符号について理解し説明できる。 | |
畳み込み符号 | 内符号の一つである畳み込み符号トレリス符号ビタビ復号について理解し説明できる。 | |
共通鍵暗号・公開鍵暗号 | 送受信者が同一の鍵(共通鍵)を持って暗号化する共通鍵暗号について理解し説明できる。送受信者が異なる鍵(公開鍵)を持って暗号化する公開鍵暗号について理解し説明できる。 |
ルーブリック | |||
評価項目 | 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
整数論の基本性質・整数関数・合同式 | ガウスの関数・除法・正除性・公約数・公倍数・因数分解をおよび約数の個数・約数の和・ふるい・メビュースの関数・合同式・オイラーの定理を定量的に理解し説明できる。 | ガウスの関数・除法・正除性・公約数・公倍数・因数分解をおよび約数の個数・約数の和・ふるい・メビュースの関数・合同式・オイラーの定理を定性的に理解し説明できる。 | ガウスの関数・除法・正除性・公約数・公倍数・因数分解をおよび約数の個数・約数の和・ふるい・メビュースの関数・合同式・オイラーの定理を定性的に理解し説明できない。 |
巡回符号BCH符号・RS符号 | 誤り検出・訂正符号などに使われる巡回符号やであるFCS符号や2元の誤り訂正符号であるBCH符号・多元の誤り訂正符号であるリードソロモン符号について定量的に理解し説明できる。 | 誤り検出・訂正符号などに使われる巡回符号やであるFCS符号や2元の誤り訂正符号であるBCH符号・多元の誤り訂正符号であるリードソロモン符号について定性的に理解し説明できる。 | 誤り検出・訂正符号などに使われる巡回符号やであるFCS符号や2元の誤り訂正符号であるBCH符号・多元の誤り訂正符号であるリードソロモン符号について定性的に理解し説明できない。 |
畳み込み符号 | 内符号の一つである畳み込み符号トレリス符号ビタビ復号について定量的に理解し説明できる。 | 内符号の一つである畳み込み符号トレリス符号ビタビ復号について定性的に理解し説明できる。 | 内符号の一つである畳み込み符号トレリス符号ビタビ復号について定性的に理解し説明できない。 |
共通鍵暗号・公開鍵暗号 | 送受信者が同一の鍵(共通鍵)を持って暗号化する共通鍵暗号について理解し定量的に説明できる。送受信者が異なる鍵(公開鍵)を持って暗号化する公開鍵暗号について理解し定量的に説明できる。 | 送受信者が同一の鍵(共通鍵)を持って暗号化する共通鍵暗号について理解し定性的に説明できる。送受信者が異なる鍵(公開鍵)を持って暗号化する公開鍵暗号について理解し定性的に説明できる。 | 送受信者が同一の鍵(共通鍵)を持って暗号化する共通鍵暗号について理解し定性的に説明できない。送受信者が異なる鍵(公開鍵)を持って暗号化する公開鍵暗号について理解し定性的に説明できない。 |
評価方法及び 総合評価 | 【評価方法】定期試験で評価する。【総合評価】定期試験で60%以上の得点率で目標達成とみなす。 |
学習方法 | 関連科目として数学・情報理論・通信工学などを履修しておくことが望ましい。 |
学生への メッセージ | |
学修単位への対応 | 1単位あたり30時間程度の自学自習が求められます。 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |