2015年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードAN129
科目名ソフトウェア設計工学(Software Design Engineering) 単位数2単位
対象学科電子情報システム工学専攻対象学年1年開講期間後期
科目区分情報制御系必修・選択選択履修/学修学修
授業形式講義規定授業時数15  
教員名(所属)
卜 楠(制御情報システム工学科)教員室
5号棟 2階
使用教科書
参考書
「独習UML」第4版 翔泳社
松本 啓之亮 「ソフトウエア工学」 森北出版
「実例で学ぶ ソフトウェア開発」 オーム社
科目の位置付けと
関連科目
 
科目の概要本科目はソフトウェア開発のプロセスにおいて、設計するアプリケーションの要件定義分析およびプログラム構造、振舞いなどの設計にかかわる手法について説明する。内容として、UML(Unified Modeling Language)を利用してシステムのモデリングを行う手法を紹介し、実例を用いてその理解を深める。
授業方針ソフトウェア設計に用いられるUMLの手法を実例を利用し、複数のメンバーでチームを構成して実問題を利用して実践する。

授業項目

時数

達成目標(習得すべき内容)

ガイダンス (Guidance)
1
ソフトウェアの設計プロセス (Software development process)
1
大型ソフトウェアアプリケーション開発の典型的なプロセスを紹介し、ソフトウェア設計段階の重要性を示す。
UMLの紹介 (UML: Unified Modeling Language)
1
ソフトウェア開発の手法として広く利用されているUMLを紹介する。
実アプリケーションProject (Project Study)
7
課題を利用して実践的にUMLを理解する。
要件分析(Requirements Analysis)
2
問題における各チームの設計目標を確認し、それに応じて要件分析ができるように理解させる。
外部と内部分析 (Design)
2
問題において、各チームは各自の設計目標と要件分析の結果を踏まえて、内部分析ができるように理解させる。
Project評価 (Project Evaluation)
1
試合形式を通して、各チーム設計とProjectの完成度を確認する。

ルーブリック

評価項目

理想的な到達レベルの目安

標準的な到達レベルの目安

未到達レベルの目安

ソフトウェアの設計プロセスソフトウェアの基本プロセスを理解し、各段階の作業とその意義を理解したうえ、実問題に対して応用できる。ソフトウェアの基本プロセスを理解し、各段階の作業とその意義を理解できる。ソフトウェアの基本プロセスを理解し、各段階の作業とその意義を理解できない。
UMLによるソフトウェア設計UMLによるソフトウェア設計を実問題に適用し、ソフトの設計を実現できる。UMLによるソフトウェア設計を理解し、各段階において必要な分析ができる。UMLによるソフトウェア設計について、各段階の分析ができない。
評価方法及び
総合評価
課題プレゼンテーションとレポートで評価を行う。数回のレポート評価点を合計して総合評価とする。レポートを提出しないものは0点とする。
学習方法講義内容以外、実アプリケーション課題を解決し、演習という形でソフトウェアの開発を実践する。
学生への
メッセージ
授業内容の一部は英語による実施することがある。(Part of the lecture is achieved with English)
学修単位への対応1単位あたり30時間程度の自学自習が求められます。
本校教育目標との対応
 
JABEE学習教育目標との対応
D-1(○)