2015年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードAN115
科目名マルチメディア工学(Multimedia Engineering) 単位数2単位
対象学科電子情報システム工学専攻対象学年1年開講期間前期
科目区分専門基盤科目必修・選択選択履修/学修学修
授業形式講義規定授業時数15  
教員名(所属)
西村勇也(制御情報システム工学科)教員室
西村教員室(5号棟5階)
使用教科書
資料配布
参考書
斉藤純男「日本語音声学入門」 三省堂
科目の位置付けと
関連科目
音響工学 音声学 マルチメディア工学
科目の概要マルチメディアシステム構築で必要な要素技術について学ぶ。音響物理、音声解析手法を学び、日本語の音声解析に必要な母音のスペクトル、フォルマントについて学ぶ。
授業方針1. マルチメディア情報を扱う利用技術について活用できる。2.マルチメディアに使用されている音声情報について、音響物理学の観点から音波伝搬や音響パワーについて理解し、説明できる。3. 音声合成によるマルチメディアコンテンツ制作を通して課題解決手法を身に付ける.

授業項目

時数

達成目標(習得すべき内容)

ガイダンス
Introduction
1
マルチメディア工学の授業概要、学習の進め方などのガイダンスを行う。
音響物理の基礎
Basic of physical acoustics
3
音の基本的な性質を波動方程式に基づいて説明できる。
聴覚の基礎
Basic of auditory sense
2
耳の構造と機能、可聴周波数や音の3属性について理解し説明できる。
音響測定の基礎
Basic of acoustic measurement
3
騒音計(サウンドレベルメータ)の内部構成や周波数重み付け特性、周波数分析について理解し説明できる。
音声解析の基礎及び解析手法
Basic of speech analysis and method for analyzing
3
フォルマント、スペクトル解析、分節ラべリングなどの手法を用いて音声解析について説明できる。また、Wavesurferを用いた音声解析を理解し説明できる。
マルチメディアコンテンツ制作
Production of multimedia contents
3
音声合成を、Wavesurferによる音声解析を行いながら作成し、音声合成によるマルチメディアコンテンツの制作を実施する。

ルーブリック

評価項目

理想的な到達レベルの目安

標準的な到達レベルの目安

未到達レベルの目安

音響物理音の基本的な性質を波動方程式に基づいて説明できる。音の基本的な性質を波動方程式の解より説明できる。音の基本的な性質を説明できない。
音声解析音声の代表的な分析・認識処理について理解し、実装できる。音声の代表的な分析・認識処理について説明できる。音声の代表的な分析・認識処理について説明できない。
評価方法及び
総合評価
【評価方法】学期末の筆記試験および課題レポートで評価する。【総合評価】学期末試験(80%),及び授業中の課題(20%) によって評価を行い, 得点率60%を目標達成とする.
学習方法関連資料や参考書については講義中に適宜指示を行い、著作権の許す範囲で配布する場合もある。
学生への
メッセージ
質問は随時受け付けるが、不在の場合にはE-mail にても受け付ける。
本科目の授業は専門用語の一部を英語で実施する。
学修単位への対応1単位当たり30時間の自学自習が求められる。
本校教育目標との対応
 
JABEE学習教育目標との対応
D-1(○)