科目コード | AN107 | ||||
科目名 | 創成技術デザイン実習(Practice of Technological Design) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 電子情報システム工学専攻 | 対象学年 | 1年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 実験研究 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 学修 |
授業形式 | 演習 | 規定授業時数(単位時間) | 30 |   | |
教員名(所属) | 三好 正純(人間情報システム工学科)大塚 弘文(制御情報システム工学科) | 教員室 | 三好(6号棟3階)大塚(6号棟4階) | ||
使用教科書 | 産業財産権標準テキスト意匠編ほかプリント配付 | ||||
参考書 | 専門の参考書は少ないが、塚本真也著「創造力育成の方法」森北出版 産業財産権標準テキスト意匠編 藤吉敏生発行「モノづくり解体新書 一の巻〜六の巻」日刊工業新聞社 など。 | ||||
科目の位置付けと 関連科目 | エンジニアリングデザインやチームワーク力など技術開発・実現に必要な考え方と手法の基礎を身につける。関連科目には企業化と社会、技術者倫理などがある。 | ||||
科目の概要 | ものづくりを通して創意工夫・デザイン力を養う。授業では先ず、デザインに関わる基本的事項について講義と演習を行う。次に、課題として与えられるテーマについて、グループ(3〜4名/グループ)ごとに限られた予算の下、作品を企画・設計・製作する。企画・設計では、目的、コンセプト、ユーザの範囲、コスト、既存のものとの違いや工夫などを明確にさせる。製作では、部品の選定、工作・加工、途中で生じる問題の解決など、実践技術を習得させる。最後に作品プレゼンテーションとして発表会を実施する。 | ||||
授業方針 | ・デザインについて広く理解し発想の分析やデザイン保護に関する議論ができる。・テーマを理解し、必要な情報を文献・実地調査等から収集できる。・実現に向けたコスト・工程等を計画し、制約下での具体的提案ができる。・問題点の把握および問題解決に必要な調査・実験等の計画・遂行ができる。・グループワークの議論においてコミュニケーションができる。・製作の過程で生じる問題を解決するために、道具の利用や工夫ができる。・説明内容を組み立てて発表することができる。 |
授業項目 | 時数 | 達成目標(習得すべき内容) |
1.ガイダンス (Guidance) | 授業の内容および評価方法を理解し説明ができる。 | |
2.デザインと発想 (Engineering Design and Idea) | デザインの意味を理解し、論理的な思考・発想および分析ができる。 | |
3.デザイン保護 (Design Protection) | 意匠権や特許などデザイン保護について理解し説明できる。 | |
4.特許出願演習 (Practice of Patent Application) | 特許出願に関する明細書や図面などの基本的な書類作成ができる。 | |
5.企画・設計 (Planning and Designing) | 作品の企画・設計方法を身につけ、コンセプト、制約、設計等の説明ができる。 | |
6.製作 (Producing) | 部品の選定、工作・加工技術を習得し、作品を実現できる。 | |
7.発表会 (Presentation) | 作品の説明内容を組み立て、発表ができる。 |
ルーブリック | |||
評価項目 | 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
デザインと発想 | デザインの意味を十分に理解し、論理的な思考・発想および分析を応用できる。 | デザインの意味を理解し、論理的な思考・発想および分析ができる。 | デザインについての理解不足と、論理的な思考・発想および分析ができない。 |
デザイン保護 特許出願演習 | 意匠権や特許などデザイン保護について実務に応用できる。 特許出願に関する明細書や図面などの実務的な書類作成ができる。 | 意匠権や特許などデザイン保護について理解し説明できる。 特許出願に関する明細書や図面などの基本的な書類作成ができる。 | 意匠権や特許などデザイン保護について説明できない。 特許出願に関する明細書や図面などの基本的な書類作成ができない。 |
企画・設計 | 作品の企画・設計方法を身につけ、コンセプト、制約、設計等を論理的・定量的に説明できる。 | 作品の企画・設計方法を身につけ、コンセプト、制約、設計等の説明ができる。 | 作品の企画・設計方法が見についておらず、コンセプト、制約、設計等の説明もできない。 |
製作・発表 | 部品の選定、工作・加工技術を習得し、完成度の高い作品の実現ができる。 作品の説明内容を組み立て、わかりやすく発表ができる。 | 部品の選定、工作・加工技術を習得し、作品を実現できる。 作品の説明内容を組み立て、発表ができる。 | 製作の計画的実施ができない。 作品の説明内容を組み立てることができない。 |
評価方法及び 総合評価 | 【評価方法】デザインに関する課題レポートとグループワークにおける企画・設計レポート、作品および発表で評価する。【総合評価】レポート(30%)、作品の創意工夫・完成度(40%)および発表(30%)で評価し、合計した総合評価の得点率が60%以上で合格とする。 |
学習方法 | グループワークに積極的に参加してください。 |
学生への メッセージ | アイデア・企画などグループワークの議論においては、聞く力・話す力が重要です。また、設計・製作では知識の応用と工夫する力、発表ではプレゼンテーション力など、本科目では総合力が試されます。 |
学修単位への対応 | 本科目は,1単位あたり30時間程度の自学自習(予習・復習,レポート等)が求められます. |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |