2015年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードAN105
科目名技術者倫理(Engineering Ethics) 単位数2単位
対象学科電子情報システム工学専攻対象学年1,2年開講期間前期
科目区分総合基盤必修・選択必修履修/学修学修
授業形式講義規定授業時数15  
教員名(所属)
永野 拓也(共通教育科)教員室
1号棟2階
使用教科書
黒田光太郎、戸田山和久、伊勢田哲治『誇り高い技術者になろう』、名古屋大学出版会
参考書
日本技術士会、『科学技術者倫理の事例と考察』
科目の位置付けと
関連科目
 
科目の概要本科目では、技術者として倫理的なあり方とはどのようなものかについて学ぶ。より具体的には、倫理的な規範が技術者に対して、どういう脈絡のなかで、どういう背景のもとで求められるかを理解する。これによって、1人の技術者として行動するための基本姿勢を学ぶ。単なる一問一答のの知識としてではなく、技術が関わる実際の場面に起こった倫理上の問題について、対処方法を考えたり、意見交換したりすることを通じて、自ら、偏りなく考えることができるようにする。そのためにも、倫理上の基本的な概念は、知識として学び、各種の実例にこの知識を適用できるようにする。
授業方針(1) 技術者の担う社会責任を理解し説明できる。(2)技術者が社会責任を果たすべき相手と、

授業項目

時数

達成目標(習得すべき内容)

■T.技術者になることの意義 1.社会の期待と技術者の誇り I. The Significance of Being Engineer 1. Expectation of Society and Dignity of Engineer
2
具体的な事例をもとに、社会からの要求や倫理問題に対し、企業と技術者の関わり方を考察できる。
■T.技術者になることの意義 2.技術と技術者の位置づけI. The Significance of Being Engineer 2. Respective Roles of Technology and Engineer
3
社会のなかで技術とはどのように位置づけられるか、技術者とは何をすることを期待される人かについて考察できる。
■U.技術者の社会責任 1.技術者が責任を負うべき相手 II. The Duties of Engineer toward the Society 1. Those to Whom Engineer is Responsible
3
技術者の責任が誰に対してのものか、ミクロなレベルからマクロなレベルまで、応用倫理の関係領域を視野に入れながら、具体的かつ系統的に考察できる。
■U.技術者の社会責任 2.組織の中での技術者の行動 II. The Duties of Engineer toward the Society 2. Behaviors of Engineer in Organizations
4
技術者が社会的責任を果たすために、所属組織の中でできる行動を具体的かつ系統的に考察できる。
■U.技術者の社会責任 3.技術者の責任ある行動への社会的サポート II. The Duties of Engineer toward the Society 3. Social Supports for Responsible Behavior of Engineer
3
1人の技術者が誇りを持って、1人の技術者として実行できる範囲の責任ある行動を遂行することは、どんな制度・仕組みによってサポートされるのかを理解できる。

ルーブリック

評価項目

理想的な到達レベルの目安

標準的な到達レベルの目安

未到達レベルの目安

1〜2職能集団を形成する専門家(プロフェッショナル)としての技術者の対社会責任と誇りについて、諸原則とキータームを過不足なく理解できる。また社会の期待に応える技術と技術者の在り方の具体的な事例をとり上げることができ、さらに事例の原則との対応を、根拠を示して論理的・明晰に分析することができる。職能集団を形成する専門家(プロフェッショナル)としての技術者の対社会責任と誇りについて、諸原則とキータームをある程度は理解できる。また社会の期待に応える技術と技術者の在り方の具体的な事例を取り上げることができ、この事例といくつかの原則との対応を示すことができる。技術者の多層的な対社会責任、および危機管理について、諸原則とキータームを理解が不十分である。あるいは、社会の期待に応える技術と技術者の在り方について、事例が不適切か、原則と事例の対応づけが不適切である。
3〜5技術者の多層的な対社会責任、および危機管理について、諸原則とキータームを過不足なく理解できる。また技術者の対社会責任が関わる具体的な危機の事例を取り上げることができ、さらに事例と原則の対応を、根拠を示して論理的・明晰に分析することができる。技術者の多層的な対社会責任、および危機管理について、諸原則とキータームをある程度は理解できる。また技術者の対社会責任が関わる具体的な危機の事例を取り上げることができ、この事例といくつかの原則との対応を示すことができる技術者の多層的な対社会責任、および危機管理について、諸原則とキータームの理解が不十分である。あるいは、技術者の対社会責任が関わる具体的な危機について、事例が不適切か、原則と事例の対応づけが不適切である。
評価方法及び
総合評価
【評価方法】レポートは4回程度の実施を行ない、その平均によって評価する。レポートを提出しない者はそのレポートを0点とする。評価は倫理問題の調査内容、報告者意見の整理内容によって考察程度を評価する。【総合評価】レポート内容によって評価を行う。レポートは4回の実施を行ない、その平均によって評価する。レポートを提出しない者はそのレポートを0点とする。総合平均点が60%以上を合格とする。
学習方法本講義においては講義を実施し、各レポートは自学学習時間において調査、考察、整理等を行ない報告書を作成する。
学生への
メッセージ
本科目の授業は、一部(用語の一部)を英語で実施します。
学修単位への対応1単位当たり30時間の自学自習(レポート)を課す。
本校教育目標との対応
(4)、(5)、(6)
JABEE学習教育目標との対応
F-1(○),F-3(◎)