2015年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードAN101
科目名起業化と社会(Business Advanced and Society) 単位数2単位
対象学科電子情報システム工学専攻対象学年1年開講期間前期
科目区分総合基盤必修・選択必修履修/学修学修
授業形式講義と演習規定授業時数15  
教員名(所属)
小山 善文(人間情報システム工学科)教員室
3号棟2階
使用教科書
プリント配布
参考書
都崎雅之助編集,「経営工学概論」 森北出版社久保村隆祐,他 「現代マーケティング入門」 ダイヤモンド社大内東、他「技術者のための現代経営戦略の方法」 コロナ社
科目の位置付けと
関連科目
「創造性工学」,「技術者倫理」等の授業科目と合わせた総合的な技術経営学の基礎を理解することが望まれる.さらに,インターンシップを行う「プロジェクト実習」とも関係深い. 
科目の概要これからの技術者にとって必要とされる技術経営力の基礎を習得することを目的として,特に,技術マネジメントに関するマーケティングと経営工学及び起業化についての内容について基本的な考え方を習得するとともに,技術を取り巻く社会環境の動向を概観して見識を高める内容を中心に解説する.さらに、企業を訪問しての研修、外部講師による研修、グループワークによるブレーンストーミングも講義の中に取り入んで、多様な価値観を身に付ける. BSCを用いたマネジメント戦略提案実習も行う.課題についてのレポートを作成することで,講義で解説した内容の理解度を確認する.講義内容は,マーケティング,経営工学,事業起業化などの技術管理的内容から,(地域)社会の動向などについても関連付けて解説する.
授業方針・これからの技術者が身に付けておきたいマーケティングや起業力などの「技術経営」学の基礎を習得し,プレゼンを通して意見を述べることができる.・産業や技術の動向など技術社会に対する一般的な見識を身に付けて,レポートにまとめることができる.・ユーザ(社会

授業項目

時数

達成目標(習得すべき内容)

1.ガイダンス
Guidance
1
 
2.社会の動向と地域の動向
Social trends and Local trends
3
技術を取り巻く社会動向と地域(主に九州,熊本)の動向について見識を深め説明することができる.
3.マーケティング入門
Introduction of Marketing
3
技術開発がユーザのためになるような取り組みをすることが大事であること,マーケティングが技術開発に必要であることを理解し説明することができる.
4.経営工学入門
Introduction of Industrial Engineering
3
生産管理(計画,管理)と品質管理(信頼性)の基礎を習得し説明することができる.
5.マネジメント戦略
Management strategy
5
技術開発と技術マネジメントの関係について見識を高め,説明することができる.

ルーブリック

評価項目

理想的な到達レベルの目安

標準的な到達レベルの目安

未到達レベルの目安

社会の動向と地域の動向の調査およびその状況把握度と伝達力技術を取り巻く社会動向と地域(主に九州,熊本)の動向について調査し、見識を深めて、まとまりのあるレポートに整理できるとともに、他人に対してわかりやすいプレゼンテーションをすることができる.技術を取り巻く社会動向と地域(主に九州,熊本)の動向について調査し、見識を深めて、レポートに整理し、他人に対してプレゼンテーションをすることができる.技術を取り巻く社会動向と地域(主に九州,熊本)の動向について調査したことをレポートに整理することができず、他人に対してプレゼンテーションができない.
マーケティングの基礎知識についての理解マーケティング手法の中のポジショング法について、グループで作業を行い、誰にでも解りやすいポジショングマップを作成して、他人にわかりやすいプレゼンテーションをすることができる.マーケティング手法の中のポジショング法についてポジショングマップを作成して、プレゼンテーションをすることができる.マーケティング手法の中のポジショング法についてポジショングマップを作成できない.
マネジメント戦略法の修得あるテーマについて、SWOT分析手法などを活用して、実現性が高いと思われる解り易い戦略マップを作成することができる.あるテーマについて、SWOT分析手法などを活用して、戦略マップを作成することができる.SWOT分析手法などが理解できず戦略マップを作成することができない.
評価方法及び
総合評価
【評価方法】項目2.3:レポートとプレゼンテーション内容で評価する。項目4.5:グループワーク、レポートとプレゼンテーション内容及で評価する..項目6:グループワーク、レポートとプレゼンテーション内容及で評価する.【総合評価】実施するレポートの結果とプレゼンテーションで評価し,総合評価で60%以上の得点率で合格とする.
学習方法「創造性工学」,「技術者倫理」等の授業科目と合わせた総合的な技術経営学の基礎を理解することが望まれる.さらに,インターンシップを行う「プロジェクト実習」とも関係深い.企業実地研修及び社会人の講話等も授業に含む.
学生への
メッセージ
 lectures and exercises
学修単位への対応1単位あたり30時間程度の自学自習が求められます。
本校教育目標との対応
 (1)(5)(6)
JABEE学習教育目標との対応
F-1(◎),F-3(○)