科目コード | TE509 | ||||
科目名 | ディジタルシステム(Digital Interfaces and Systems) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 情報通信エレクトロニクス工学科 | 対象学年 | 5 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 専門応用科目 | 必修・選択 | 選択 | 履修/学修 | 学修 |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 本木 実(情報通信エレクトロニクス工学科) | 教員室 | 1号棟4F | ||
使用教科書 | 小林優,FPGAボードで学ぶ組み込みシステム開発入門[altera編],技術評論社 | ||||
参考書 | 宮崎仁,パソコン・インターフェース規格入門,CQ出版社 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 本科目は,計算機工学,計算機工学U,ディジタル設計の流れの科目の最後の科目に相当し,これら全科目の応用的な位置づけとなる. | ||||
科目の概要 | 各種ディジタルシステム,ディジタル制御システムについて解説する.まず,RS-232C,USB,IEEE1394などの汎用PCの各種インターフェース技術について述べ,PCと連携して動作するディジタルシステムを題材にハードウエア技術およびドライバなどのソフトウエア技術を理解する.次に,HDLとFPGAによるディジタルシステムの回路設計について演習し,ソフトCPUプロセッサ,周辺回路,メモリコントローラ製作の応用システムの実習を行う.その他,AVR,H8,ARMなどのマイコンを利用したディジタルシステムについてその実例を紹介する. | ||||
授業方針 | ディジタルシステムは,今日,身近に広く普及している.解説による理解と演習による体験を併せて身につける. @汎用PCの各種インターフェース技術について理解し,説明できる. AHDLを基本的なディジタル回路を設計,FPGAボードに実装できる. Bディジタルシステム設計応用回路を設計,実装できる. Cマイコンを用いたディジタル制御システムについて理解できる. |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
ガイダンス | 本科目の全体の概要を理解できる. | |
各種インターフェース | RS-232C,USB,IEEE1394などの汎用PCの各種インターフェース技術について理解し,説明できる.ドライバに関する演習が行え,実装について理解し,説明できる. | |
HDLによるディジタルシステム設計 | HDLを用いてカウンタ,時計など基本的なディジタル回路を設計,FPGAボードに実装できる. ソフトロジックアナライザが使用できる. | |
HDLによるディジタルシステム設計応用 | FPGA内臓CPU(ソフトコア)をFPGAボードに作成できる.キーボード,マウス,画面などの周辺装置とのインターフェース回路を設計できる.メモリコントローラなどの応用回路を設計できる. | |
マイコンによるディジタルシステム | AVR,H8,ARMなどのマイコンを利用したディジタルシステムについて理解し,説明できる.マイコンを用いたディジタル制御システムについて理解できる. |
評価方法及び総合評価 | 定期試験と平常点(講義中の課題,レポート)で評価する.定期試験(70%),平常点(30%)を総合して総合評価とする。総合評価の60%以上を合格基準とする。 |
学習方法 | 講義,演習,レポートを通じ理解を深める.教科書について講義により,理解を深める.また,演習により,実際に論理合成ツールによるプロジェクトを作成・実行することによって,実装技法も学ぶ. |
学生へのメッセージ | 本科目は,幅広いディジタルシステムの基礎と一部の応用とを学びます.各自,興味と問題意識を持った自主的な取り組みにより,理解と創造性が培われます.質問は,講義中はもちろん,教員室,電子メールなどでも受け付けます. |
学修単位への対応 | 本科目は50分の授業に対して、40分程度の自宅学習が求められる. |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |