2014年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードTE506
科目名メディア工学 (Media Engineering) 単位数2単位
対象学科情報通信エレクトロ二クス工学科対象学年5開講期間通年
科目区分専門応用科目必修・選択選択履修/学修履修
授業形式講義規定授業時数60実時間数50
教員名(所属)
大木真(情報通信エレクトロニクス工学科)教員室
大木(1号棟4階)
使用教科書
メディア学入門(飯田仁、近藤邦雄、稲葉竹俊 共著:コロナ社)
参考書
 
科目の位置付けと関連科目4年生までに学んだ専門基礎の応用科目であり、画像処理、ウェブコミュニケーション、コミュニケーション装置学で学ぶ内容を「メディア」という立場での活用・応用を学ぶ。
科目の概要「メディア」とは何であるかを理解し、世の中のメディアについて区分しそれぞれの特徴を学んでいく。人間の感覚器官を理解し、人間の感覚に合わせたメディアの構成や、マンマシンインターフェース、デジタルコンテンツの構成、人と人とを結ぶメディアなど、時代背景を交えながら最新のメディア、未来のメディアまでを幅広く学ぶ。
授業方針講義を主とするが、グループワークをなるべく多く実施する。それによって、メディアを作成するために必須能力であるコミュニケーション能力(伝える力)を同時に養う。

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

初回ガイダンス
2
科目の概要およびこの科目で学べる内容を理解する。
メディアとは
4
(1)「メディア」という言葉の意味と定義を理解し、それを他者に説明できる。(2)文字の発明から現代に至るまでのメディアの歴史を理解し、説明できる。
五感とメディア
8
(1)人間の持つ五感の特徴を理解し、説明できる。(2)五感に合わせたメディアの特徴と、それぞれの利点を理解し、説明できる。(3)それぞれの五感に合わせたメディアを設計できる。
ICTとメディア
6
(1)ICTによるメディアの発展と社会への影響を理解し、説明できる。(2)メディアに対するICTの基盤技術の特徴と利点を理解し、説明できる。
メディアコンテンツ
8
映像コンテンツ、サウンドコンテンツ、インタラクティブメディアコンテンツ、言語・音声メディアコンテンツについて、それぞれの特徴と活用を理解し、説明できる。
メディアコンテンツ製作技術
8
(1)デジタルコンテンツの製作基礎技術について理解し、説明できる。(2)デジタルコンテンツの製作技術および情報の管理保存方法を理解し、説明できる。(3)インタラクティブメディアコンテンツにおけるユーザーインターフェースの特徴と活用を理解し、説明できる。
メディアサービス
8
現在、社会のなかで利用されているメディアの中でサービスとして配信・提供されているものの種類、特徴、活用、利益の発生について理解し、説明できる。
メディアサービスの実現技術
8
メディアサービスの実現に必須である通信技術、配信技術について理解し、説明できる。
コミュニケーション力強化演習
8
(1)五感それぞれに基づくコミュニケーションの特徴を体験する。(2)対面していない人と人とのコミュニケーションの特徴を理解し、メディア設計へ応用できる。
評価方法及び総合評価定期試験を60%、平常評価(講義中の課題、小テスト、演習レポート、出席)を40%として評価する。1年間の総合評価が60%以上で合格とする。
学習方法演習を多く実施するので、まず遅刻・欠席をしないことが重要である。グループワークでは積極的に参加しなければ深い学びは得られない。この他、講義には集中し、講義中に出題する課題をこなしていくことが習得の早道である。
学生へのメッセージ質問は講義中はもちろん、講義時間外でも受け付けます。メールでの質問も受け付けるが、FacebookやTwitterなどSNSでの質問は受け付けません。
学修単位への対応 
本校教育目標との対応
(3)
JABEE学習教育目標との対応
B-2