科目コード | TE502 | ||||
科目名 | ネットワーク工学 (Network Engineering) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 情報通信エレクトロニクス工学科 | 対象学年 | 5 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 専門基礎科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 履修 |
授業形式 | 講義/演習 | 規定授業時数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 永田 和生(情報通信エレクトロニクス工学科) | 教員室 | 1号棟3階 | ||
使用教科書 | 三輪 賢一,改訂3版 TCP/IPネットワーク ステップアップラーニング,技術評論社 | ||||
参考書 | 増田若奈,図解 ネットワーク 仕事で使える基本の知識,技術評論社 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 本科目は情報通信エレクトロニクス工学科の情報通信系専門科目にあり、4年次の「ウェブコミュニケーション」での学習内容と関連がある。卒業研究(情報通信系テーマ)に取り組むための基礎となる科目である。 | ||||
科目の概要 | LAN(Local Area Network)の基礎から、インターネットでの通信の仕組みについて学習し、実際にインターネットの一部となるネットワークを構成できる知識と能力を身に付ける。 | ||||
授業方針 | 講義と演習を組み合わせて行う。 講義中、学習のための道具としてスマートフォンやタブレット端末、ノートパソコンなどを活用することを推奨する。 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
インターネットの基礎 | 下記の事項について理解し、説明できる。 ・インターネットの成り立ちについて ・インターネットとは何か ・インターネットの基礎的な用語 | |
ネットワークの基本 | 下記の事項について理解し、説明できる。 ・LANに関する基本事項 ・PCの基本構成 ・2進数および16進数で数値表現および計算 ・MACアドレス | |
プロトコルとOSI参照モデル | 下記の事項について理解し、説明できる。 ・プロトコルとは何か ・RFC標準 ・OSI参照モデルと、その各階層に対応するネットワーク機器 | |
ネットワークの構成 | 下記の事項について理解し、説明できる。 ・ネットワークに使われるケーブルの種類、規格 ・ネットワークトポロジ ・CSMA/CDの原理 ・イーサネット規格 | |
IPとIPアドレス | 下記の事項について理解し、説明できる。 ・IPv4およびIPv6の仕組み ・IPアドレスとMACアドレスの関係 ・TCPとUDPのそれぞれの通信方式 | |
TCPとUDP | TCPとUDPのそれぞれの通信方式について理解し、説明できる。 | |
ルーティング | 下記の事項について理解し、説明できる。 ・ルーティングの役割 ・ルーティングの仕組み ・ルーティングプロトコル | |
アプリケーションでのTCP/IP通信の実際 | 下記の事項について理解し、説明できる。 ・ウェブページの表示の仕組み ・URLとドメイン名 | |
無線LAN | 下記の事項について理解し、説明できる。 ・無線LANのモード ・CSMA/CA ・無線LANの規格 無線LANの通信範囲と速度 無線LANのセキュリティ | |
セキュリティ | 下記の事項について理解し、説明できる。 ・情報セキュリティの基礎 ・ネットワークによるセキュリティ対策 |
評価方法及び総合評価 | 試験(前期中間、前期定期、後期中間、後期定期の計4回)80%、小テストと演習課題およびレポート20%で総合して評価する。60%以上の得点率で目標達成とみなす。レポートの期限は実施毎に定め、提出遅れは減点する。レポートが提出されなかった場合はその課題の評価を0点とする。 |
学習方法 | 比較的読みやすい教科書になっているので、講義前日までに予習していることを前提として講義を実施する。講義中に板書した内容は、すべてWebClassから閲覧できるようにする。講義時間中はメモを取りながら「聞く」ことと「理解する」ことに集中してほしい。 |
学生へのメッセージ | わからないことがあれば遠慮なく質問してほしい。手段は教員室来訪の他、電子メール、Facebook、Twitterなどの宛先を通知するので、いずれを用いても構わない。放課後はパソコン室を開放しているので、自主的に演習を行ってほしい。 |
学修単位への対応 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |