2014年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードTE410
科目名通信システム工学(Communication Systems Eng.) 単位数2単位
対象学科情報通信エレクトロニクス工学科対象学年4開講期間通年
科目区分 必修・選択必修履修/学修学修
授業形式 講義規定授業時数60実時間数50
教員名(所属)
西山英治(情報通信エレクトロニクス工学科)教員室
1号棟3F
使用教科書
一陸技無線工学A完全マスター(一之瀬 優、情報通信振興会)
参考書
無線通信機器、堤坂・大庭、日本理工出版会
科目の位置付けと関連科目本科目は,無線技術士の国家試験科目「無線工学A」に関連する.
科目の概要この講義は情報通信工学における電波伝送の原理について理解するための基礎教科となる。
授業方針特にこの講義ではアナログ変復調について講義する。

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

無線通信の概要
6
通信の歴史,変調・復調・周波数帯・変調方式などを用語を定性的に理解できる。
増幅と変調理論
9
送信機で用いる発振と増幅についてその原理を理解できる。
送信機の概要
9
2に用いられる発振器および増幅器や周波数変換器、変調器などの各段の機能について理解できる。
AM送信機
9
電信や中波放送に用いられる振幅変調波についてその変調原理について理解できる。
FM送信機
9
音質がよいFM波を作るためのFM送信機の原理について理解できる。また、位相変調波も同様である。
受信機の概要
6
さまざまな受信機に用いられるスーパーヘテロダイン受信機について特にストレート受信機との差について理解できる。
AM受信機
6
AM変調器の原理および袈裟切り歪や尻切れ歪みについて理解できる。
FM受信機
6
FM受信機に特に用いられる周波数弁別器やスケルチ回路について理解できる。
評価方法及び総合評価定期試験等の筆記試験によって評価し、理解度60%以上を合格とする。
学習方法三角関数の微分・積分,加法定理,フーリエ級数を理解しておくことが必要であるが,4年生になってから努力すれば十分理解できる程度の数学を使用する.講義内容は進度により変更される場合があるが,参照して予習の参考にして欲しい.
学生へのメッセージ質問は教員室で常時受け付けるほか,電子メールでも対応する.
学修単位への対応40時間相当の課題等を課す.
本校教育目標との対応
(3)
JABEE学習教育目標との対応
D-1(◎)