2014年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードTE103
科目名情報基礎工学 (Basic Computer Literacy)単位数2単位
対象学科情報通信エレクトロニクス工学科対象学年1年開講期間通年
科目区分基盤科目必修・選択必修履修/学修履修
授業形式講義規定授業時数60実時間数50
教員名(所属)
新谷洋人,芳野裕樹(情報通信エレクトロニクス工学科)教員室
1号棟 3F
使用教科書
「ITパスポート試験 対策テキスト平成26-27年度版」 富士通エフ・オー・エム FOM出版
WebClass上の資料
参考書
「基本情報技術者合格教本」 定平 誠,須藤 智著 技術評論社
科目の位置付けと関連科目情報関連科目の基礎となる科目である。
科目の概要本科目は、情報工学技術についてハードウェアとソフトウェアの基礎を学習するものである。
授業方針0. 情報モラルを身につける
1.Windowsの操作ができ,情報伝達の基本を理解している
2.電子媒体の文章を効率的に作成できる
3. Unix上での簡単な操作をコマンドラインから行える
4. プログラミングの基礎を理解している

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

ガイダンス、タッチタイピングの基礎、電子メールとWebClass
6
WebClassとGmailにログインし、安全なパスワードを自分で考え、設定できる。学生用メール(Gmail)を適切に操作し、電子メールを送受信できる。WebClassにログインし、操作することができる。簡単な英文をタイピングすることができる。タッチタイピングを正しい姿勢で行うことができる。ホームポジションについて説明することができる。JIS配列のキーボード上のあるキーの位置を、キーボードを見ずに答えることができる。
コンピュータの基本構成とWindowsの基本操作
4
コンピュータの基本構成、計算の仕組みを簡単に説明できる。Windows 7の基本的な操作を行うことができる。ファイル、フォルダといったディレクトリ構造の概念を説明できる。キーボードをタイピングすることで日本語の文章を入力することができる。特殊キーを使ったショートカットキー操作を行うことができる。
インターネット(ウェブサイト)の利用
4
ブラウザ、URLについて説明できる。各種Webサービスの利用上の注意について簡単に説明できる。SNSについて簡単に説明できる。インターネットを利用する上で、守るべきモラル、情報倫理を理解し、説明できる。
文書作成、表計算、プレゼンテーション
10
Microsoft Wordを使い、簡単な文書を作成することができる。Microsoft Excelを使い、簡単な文書、計算シート、グラフを作成することができる。Microsoft PowerPointを使い、簡単なプレゼンテーションスライドを作成することができる。作成したスライドを用いて、簡単なプレゼンテーションを実施することができる。
スマートフォン/タブレットPC
2
スマートフォン/タブレットPCの基本構成、基本的な使い方を説明できる。スマートフォン/タブレットPCを利用する上で注意すべき事項を説明できる。
クラウドサービス(1)
2
クラウドサービスの概念について説明できる。Evernoteを使い、自分の科目ノートを作成できる。
総合演習(1)
2
前期の授業で得られた知識、経験を元に、文書作成、PDFへの変換、電子メールでの送信という一連の仕事を独力で実行することができる。インターネット利用上の注意点について詳しく説明できる。
UNIXの基礎
8
コマンドライン操作の概念を説明できる。ディレクトリの概念を説明できる。基本的なファイル/ディレクトリ操作コマンドを覚え、使うことができる。viエディタでテキストファイルを作成/編集することができる。sshを用いて自宅や学外から演習用サーバーに接続し、作業することができる。
コンピュータで取り扱う数値
2
2進数、16進数、文字列、整数、小数といった数値の、コンピュータ内での扱われ方について理解し、説明できる。基数変換ができる。
プログラミングの基礎
12
C言語による簡単なプログラムを作成し、動かすことができる。変数の型、条件分岐、入出力、数値計算など基本的なプログラム要素を使うことができる。
クラウドサービス(2)
2
クラウドサービスの概念について説明できる。DropboxやSkyDriveなどオンラインストレージサービスにアカウントを作成し、自分のデスクトップに同期フォルダを設定することができる。
画像加工
4
GIMPを使って簡単な画像加工を行うことができる。一般的な画像フォーマットを理解し、使い分けることができる。
総合演習(2)
2
後期の授業で得られた知識、経験を元に、プログラムの入力/作成、コンパイル、デバッグという一連の仕事を独力で行うことができる。与えられた画像を加工し、要求された形、フォーマットで完成させることができる。
評価方法及び総合評価試験(前期中間、前期定期、後期中間、後期定期)50%、演習課題50%で総合して評価する。60%以上の得点率で目標達成とみなす。演習課題の期限は実施毎に定め、提出遅れは減点する。課題が提出されなかった場合はその課題の評価を0点とする。
学習方法WebClass上に用意した資料により解説をおこなうが、必要に応じて教科書を利用する。教科書、資料に目を通しておくこと。授業中での教員の解説を理解し、わからないことがあればすぐに質問する。放課後はパソコン室を開放しているので、自主的に反復演習して情報処理技術の基礎を身につける。
学生へのメッセージ本授業内容は情報工学の基礎であり、情報処理技術者の多くの資格試験に関連する科目です。質問は授業中や授業の直後だけでなくいつでも受け付けるので、休み時間や放課後に直接教員室に来て気軽に質問してください。
学修単位への対応該当なし
本校教育目標との対応
(2)
JABEE学習教育目標との対応
-