2014年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードLK403A
科目名Biology 単位数2単位
対象学科情報通信エレクトロニクス工学科,制御情報システム工学科対象学年4開講期間通年
科目区分 必修・選択必修履修/学修学修
授業形式講義規定授業時数60実時間数50
教員名(所属)
佐藤栄治(非常勤講師)寺本進(非常勤講師)教員室
非常勤講師室(1号棟1階)
使用教科書
坂本順司 著,「理工系のための 生物学」,裳華房
参考書
 プリント配布
科目の位置付けと関連科目電子・情報系技術者に必要とされる知識について触れ,生物学の基礎を学ぶ科目である。
科目の概要生物学の歴史,生物の特質や生物科学の方法,生命の起源と進化,生物の分類法,細胞の構造と分裂,生物を構成する物質とはたらきについて講義する。
授業方針生物の特質,細胞の構造と分裂について説明できる。
生物を構成する物質とはたらきについて説明できる。
生物の分類法や生命の起源と進化について説明できる。

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

ガイダンス(生物学の歴史)
2
生物学・化学・物理学がどのように関連しているかを説明できる。
エレクトロニクスと生体
2
電子工学とヒトの体との関連について説明できる。
生命物質(糖・脂質・タンパク質・核酸)
6
生物を構成する物質の特徴を挙げられる。
細胞(細胞膜と細胞小器官・細胞分裂)
8
細胞の構造と機能を説明できる.動物と植物の違いを挙げられる。
前期中間試験(またはレポート)にて達成度を測る。
代謝(酵素・解糖と発酵・呼吸・光合成)
8
酵素について特徴を挙げられる.生体エネルギー循環を説明できる。
遺伝(染色体と遺伝子・複製・翻訳・転写)
4
遺伝やセントラル・ドグマについて説明できる。DNAとRNAについて特徴を挙げられる。前期期末試験にて達成度を測る。
動物性器官(組織と器官系・神経と筋肉)
8
組織や器官の分類や特徴を説明できる。神経の構造や機能を説明できる。筋肉収縮までの過程を説明できる。
生体電気現象(静止膜電位・活動電位・計測)
6
生体電気現象計測の方法を説明できる。電位発生機構について説明できる。
後期中間試験(またはレポート)にて達成度を測る。
植物性器官(消化・循環・排出・呼吸・生殖)
4
器官系の構造と機能を説明できる。
ホメオスタシス(内分泌・自律神経・免疫)
4
ホルモンの種類や機能を説明できる。自律神経の種類や機能を説明できる。
免疫とは何かについて説明できる。
発生(胚の初期発生・発生の機構)
4
動植物がどのようにして発生するかを説明できる。
生物進化(進化論とヒトの進化)
2
生物の進化について説明できる。
脳と心
2
脳の構造と機能について説明できる。
学年末試験にて達成度を測る。
評価方法及び総合評価定期試験の評価を80%とし、レポート等の評価を20%として、理解度を評価する。
総合評価で、60%以上の得点率により合格とみなす。
学習方法 ノートをとることも大事だが,授業の説明を聞く方に重点を置いて欲しい。
学生へのメッセージ 専門用語の理解に心がけて欲しい。そのためには復習を忘れないでいただきたい。
学修単位への対応 本科目は50分の授業に対して,放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます. 自学学習では通常授業の予習,復習および時折課されるレポート作成を行ってください.
本校教育目標との対応
(3)(5)
JABEE学習教育目標との対応
D-2