2014年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードLK305CI
科目名物理 II (Physics II) 単位数2単位
対象学科制御情報システム工学科対象学年3年開講期間通年
科目区分基礎科目必修・選択必修履修/学修履修単位
授業形式講義規定授業時数60実時間数50
教員名(所属)
工藤 友裕(共通教育科)教員室
工藤教員室(1号棟1階)
使用教科書
「総合物理1 力と運動・熱」 数研出版
「総合物理2 波・電気と時期・原子」 数研出版
参考書
「セミナー物理I+II」第一学習社,  「フォトサイエンス物理図録」数研出版
科目の位置付けと関連科目2年生の物理I(3単位)の継続科目であると共に,応用物理学の基礎となる科目である.
科目の概要物理的な事物・事象についての観察を行い,物理的に探求する能力と態度を育てると共に基本的な概念や原理・法則を理解させ,科学的な自然観を育てる.
授業方針主に教科書にそって,授業を進め,ときおり課題プリントを配布する.

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

運動量の保存
6
運動量と力積、運動量保存の法則、はねかえり係数等についての演習問題を解くことができる.
円運動と万有引力
14
等速円運動と単振動を学び,速度,角速度,周期について計算できる.
慣性力、慣性系と加速系、遠心力,地上の重力加速度の緯度による違いについて理解し、説明できる.
ケプラーの法則を理解し,万有引力の法則との関連を計算できる.万有引力の法則を用いて関連問題を計算できる.
熱と気体
12
熱と熱量,熱と物質の状態,熱と仕事についての関係を説明できる.状態方程式などを用いて計算ができる.
波の性質
10
波と媒質の運動,波の伝わり方について説明できる.ホイヘンスの原理,波の干渉,回折,反射,屈折,全反射について理解し,数値的に解析できる.
6
音の性質,発音体の振動と共振・共鳴,音のドップラー効果について説明でき数値的に解析できる.
12
光の性質,レンズ,光の干渉と回折について説明でき,数値的に解析できる.
評価方法及び総合評価定期試験を7割程度,残り3割を課題,レポート,県下一斉テスト,高専到達度試験等を元に総合的に評価し,60%以上の得点率で目標達成とみなす.
学習方法授業内容の復習を必ず行い,演習問題を自学学習で解き実力をつける必要がある.また,必ずノートに図を書き,力の作図,未知数の導入,関係式の作成など手順を省略せずに取り組む必要がある.
学生へのメッセージ2年生の物理(3単位)の継続科目であると共に,応用物理学の基礎となる科目であるので,暗記するのではなく,原理・法則を十分理解できるように思考することや探求する姿勢が大切である.
学修単位への対応 
本校教育目標との対応
(3),(6)
JABEE学習教育目標との対応
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