科目コード | LK204 | ||||
科目名 | 世界史 (World History) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 2年1組・2組・3組 | 対象学年 | 2年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 基礎科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 履修単位 |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 伊藤利明 (共通教育科) | 教員室 | 1号棟 2F | ||
使用教科書 | 岡崎勝世ほか7名著「明解 世界史A」帝国書院 | ||||
参考書 | |||||
科目の位置付けと関連科目 | 国際社会で主体的に生きる民主的・平和的なエンジニアを養成するための科目であり、コアカリキュラムの学習内容である「人間活動と社会」・「文化と社会」・「自己と社会」・「社会の仕組みと公正な社会」・「科学技術と人間」・「国際社会と国際平和」を網羅するものである。 | ||||
科目の概要 | 3年次での日本史との関連で、古代から現代までの世界史の基礎的知識の習得を主眼におく。社会体制の変遷や東洋と西洋の歴史の発展の共通点・相違点について学ぶ。 | ||||
授業方針 | 授業は、中学校で習った基礎知識をもとに、配布するプリントに沿って進めていく。学生は、授業を聞きながら、プリントの空欄箇所を穴埋めし、必要に応じてメモをとっていく。この授業の目的は以下の点である。 1.世界史に関する興味・関心を高める。 2.他国や諸地域の歴史的事象について造詣を深め、歴史的思考力を養う。 3.国際社会で主体的に生きる民主的・平和的なエンジニアとしての教養を身につける。 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
1.前近代の諸文明 | 人類が誕生以来、自然環境や風土の違いから地域的に特徴のある文明を成立させたこと、またそれぞれの文化的事象について理解できる。(東アジア・南アジア・東南アジア・西アジア・北アフリカ・ヨーロッパ・南北アメリカの各文明及びユーラシアの交流について学ぶ) | |
2.一体化に向かう世界 | アジア諸地域における諸大国の成立と大航海時代の出現による世界の一体化の過程を理解できる。(明や清などの中国の王朝及びオスマン帝国やムガル帝国などイスラム諸王朝の成立、新たな領土と富を求めるヨーロッパ諸国のアジア・アメリカへの進出について学ぶ) | |
3.西欧の工業化とアジア諸国の動揺 | 市民革命や産業革命を経て、国民国家が形成される過程とその社会の仕組みを理解できる。(アメリカ独立やフランス革命、ナポレオン戦争を経る中で、ヨーロッパやラテンアメリカで国民国家が形成され、また、産業革命の進展と資本主義社会の成立、さらに欧米列強による世界分割と世界的分業体制の確立について学ぶ) | |
4.現代社会の芽生えと世界大戦 | 19世紀後半から20世紀初頭までの現在に続く社会の仕組みの形成と二度にわたる世界大戦との関連について理解できる。(科学技術の発達と第2次産業革命、それを支えた公教育と大衆社会の出現、ファシズムや民族主義の台頭について学ぶ)。 | |
5.冷戦から地球社会へ | 東西冷戦とその終結、社会主義体制の崩壊によて出現したグローバル化した現代社会のかかえる諸問題とその解決に向けた取り組みついて理解できる。(冷戦と第三世界の形成、冷戦後の社会主義体制の崩壊、市場経済のグローバル化、環境問題・南北問題・地域紛争・貧困問題などの国際問題とその解決への取り組みについて学ぶ) |
評価方法及び総合評価 | 各期の評価は、各定期試験の成績を積算し、平均して評価する。同様に、総合評価は、各定期試験の成績を積算し、平均して評価する。総合評価で60%以上を得点すれば目標達成とみなす。各定期試験(追試験を含む)を受験しなかった場合の当該試験の評価は、0点とする。 |
学習方法 | 授業で配布するプリントの穴埋め部分は重要事項であるので、繰り返し書いて暗記すること。授業の流れが分からない人は、教科書を読むこと。余裕のある人は、試験前に過去問、Web問題を解いておくこと。 |
学生へのメッセージ | この科目を通じて、21世紀の世界の創造に主体的に関わっていくエンジニアに相応しい、人生観・世界観を形成してほしいと願っています。 |
学修単位への対応 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |