科目コード | HI512 | ||||
科目名 | 福祉・教育工学(Rehabilitation and Education Engineering) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 人間情報システム工学科 | 対象学年 | 5年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 必修・選択 | 選択 | 履修/学修 | 学修 | |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 合志 和洋(人間情報システム工学科) | 教員室 | 3号棟3階 | ||
使用教科書 | 情報福祉の基礎研究会「情報福祉の基礎知識」ジアース教育新社 プリント | ||||
参考書 | 足立芳寛,後藤芳一「バリアフリーのための福祉技術入門」オーム社 市川薫,手嶋教之「福祉と情報技術」オーム社 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | |||||
科目の概要 | 本科目では,工学技術を福祉および教育に応用した技術の基盤となる考え方を習得する.まず,福祉技術の役割と課題を明らかにし,高齢者や障害者の生活を支援する機器について実例を挙げて紹介する.また,教育に工学技術を利用した実例を挙げ,その教育向上効果および講義等の改善内容について理解させる. | ||||
授業方針 | (1) 福祉および教育へ工学技術を利用することの意義を理解し説明できる. (2) 福祉・教育技術開発のための考え方,取り組み方を習得できる. (3) 実例などにより,福祉・教育工学の重要性と将来的動向を理解し説明できる. |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
1.ガイダンス | 本科目の内容,目標,進め方,成績評価方法などの説明を受ける. | |
2. 福祉技術の基礎 | 福祉と情報処理技術の役割と課題,障害者と高齢者について理解し,説明できる. | |
3. 心身・身体機能と障害 | 感覚,知覚,認知に関する機能とその障害,身体機能と情報処理技術について理解し,説明できる. | |
4. 情報福祉と認知心理学 | ヒューマンインタフェースの研究・開発時に考慮すべきユーザの使いやすさや負担を理解し,説明できる. | |
5. 情報福祉に関する理工学 | 障害者・高齢者の利用可能なメディア,入出力機能とその支援技術について理解し,説明できる. | |
6. 福祉工学の研究事例 | 実際の研究例より,聴覚障害者,視覚障害者,肢体不自由者,および高齢者のメンタルワークロードを軽減することの役割と課題について理解し,説明することができる. | |
7. これからの福祉と情報処理技術 | 精神活動の支援など,福祉応用が期待される情報処理技術とその分野について理解し,説明できる. | |
8. 教育工学の基礎 | 教育工学の役割と課題について理解し,説明することができる. | |
9. 教育支援システム | 教育を支援するためのe-Learningやマルチメディア利用技術,遠隔教育技術などの基盤技術について理解し,説明できる. | |
10. 教育工学の研究事例 | 実際の研究例より,教育支援システム,教育設計・計画,分野別教育,対象別教育などの役割と課題について理解し,説明することができる. |
評価方法及び総合評価 | 本講義を通じて5回程度のレポート課題を実施し,各100点で評価する.そして,全体の平均点で総合評価を行う.なお,レポートを提出しない者は,当該レポートの点数を0点とする.そして,総合平均点が60%以上の得点率で目標達成とみなす. |
学習方法 | |
学生へのメッセージ | 本講義において,各レポートは自学学習の時間において調査・整理して作成すること. |
学修単位への対応 | 本科目は50分の授業に対して放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます. |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |