科目コード | HI409 | ||||
科目名 | オペレーティングシステム(Operating System) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 人間情報システム工学科 | 対象学年 | 3年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 専門基礎科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 学修 |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 大隈 千春(人間情報システム工学科) | 教員室 | 3号棟2階 | ||
使用教科書 | 古市栄治,「オペレーティングシステム入門[新版]」,日本理工出版会 | ||||
参考書 | 岩波書店河野清尊,「C言語によるUNIXシステムプログラミング入門」,オーム社 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | ハードウェア系科目「コンピュータアーキテクチャ」とソフトウェア系科目「データ構造とアルゴリズム論」等を関連付ける基礎となる科目である. | ||||
科目の概要 | オペレーティングシステム(OS)はコンピュータを動かす上で最も基本的で必要不可欠なソフトウェアである.本科目では,主にUNIXと呼ばれるOSを対象として,その使い方の学習を通してプロセスや,メモリ管理,デバイス管理といった仕組みを理解し,OSの機能や役割について学ぶ. | ||||
授業方針 | OSの一つであるUNIXについて,UNIXユーザとしての最低限の知識,主要なUNIXコマンドについて実技を通して学習する.OSの動作の仕組みや構成の概要を学習し,プロセス� |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
ガイダンス | ||
オペレーティングシステムの概要 | オペレーティングシステムの概念と仕組みおよび,その特徴や歴史などを説明できる. | |
UNIXシステム | UNIXのファイルシステム,パス,モードなどについて説明でき,適切にファイルを保護することができる | |
UNIXコマンド | 主要なUNIXコマンドについてその利用と動作について説明できる | |
プロセスの制御 | プロセスの状態とその状態遷移,デッドロックの問題など,プロセス制御のために必要な排他制御と同期の仕組みについて説明できる.プロセスの生成,UNIXのプロセスの生成などについて学ぶ. | |
プロセスのスケジューリング | 並行プロセスの動機,プロセスのスケジューリングについて説明できる.UNIXのスケジューリングやプロセスの優先度の調整を行うことができる | |
割り込み制御 | 割り込みの種類,割り込み制御の流れについて説明できる | |
仮想記憶システム | 主記憶,仮想記憶の仕組みやスワップやページングについて理解し,説明できる. | |
入出力とファイルの制御 | 入出力制御の仕組み,ファイルシステムの構造について説明でき,ファイルシステムの効率的なアクセス手法を説明できる. | |
UNIXシステムプログラミング | UNIXシステムコールの機能を理解し,シェルスクリプトを書き実行することができる. |
評価方法及び総合評価 | 【評価方法】定期試験等の筆記試験,小テスト,演習レポートで評価する.【総合評価】定期試験60%,小テスト20%,演習レポート20%を総合して評価する.総合評価において60%以上の得点率で合格とする. |
学習方法 | プログラミング等の学習環境として利用してきたUNIXなどのOSについて,そのコマンドの利用なども含めて実技学習も行う.必要に応じて,参考書やwebページも利用して学習を進める. |
学生へのメッセージ | 講義・演習内容に対する質問などは,授業中を含めて随時,またメール等でも受け付ける. |
学修単位への対応 | 本科目は50分の授業に対して,放課後・家庭で40分程度の自学学習(20時間相当のレポートなど)が課せられます. |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |